ブロンプトンで遠足

歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

「ペリー提督が見た江戸湾の風景」 ブラフを探してどこまでも、さがしたブラフは1キロメートル

目次の項目は記事へリンクしてます。

 

前回に続いて本日も、ここ本牧十二天緑地に来てます

 

撮り忘れた絵を、撮りに来ました。

 

今回の記事の古い写真は、この場所にある案内板からのものです。

 

古い写真を丹念に見てみると

 

最初はこの絵。

 

本牧十二天の小山の頂上に旅人らしき人が二人います。

 

よーく見ると、坂の途中にも二人いますね。

 

“登山道”らしき道もできているので、かなりの数の訪問者がいたのではないかな。

 

そして、これから提示してある古い絵、写真、絵葉書、海図などは、本牧十二天緑地にある案内プレートからの複写です

 

そしてこちらは、東海道五十三次の絵、神奈川台の景色です。 

 

説明には「海辺に出崎あり本牧十二天の森といふ稲毛弁天社あり沖を本牧という」

とあります。

 

こちらは、少し時代が過ぎてたころの説明です。

 

下のカメラマンは、でっかいカメラを抱えてますね。

 

これは「暗箱」と言われたカメラで、今でも風景写真では使うことがありますね。

写真のモデルはご近所さん

 

で、そのカメラで撮ったであろう写真がこちらでしょうか。

 

どうも、ポーズをとっているのは近くのおばさんっていう感じです。

 

これも彩色してます。

おもしろいのがこの写真で、いかにも、

 

「写真撮りますよ、ハイそのまま」

 

っていう感じですね。

 

手前の左の男性は、この茶屋のお客さんでしょうか。

外人さん用の和洋室?

 

この写真には入ってないんですけど、右側に座敷らしいものが写ってました。

 

それを拡大したのが、下の写真です。

 

では、この茶屋の座敷を拝見しましょう。

 

テーブルには白いテーブルクロスがあって、大きな花瓶には花でしょうか。

 

しゃれた椅子もあります。

 

ちょうちんが吊るしてあって、奥の棚には、お酒のビンのようなものがいくつか並んでいますね。

 

どう見ても、遊びに来た外人さん向けの「座敷」ですね。

本牧の海図を詳細に観察します

 

こちらは、前回のときにも撮った、本牧の海図。

 

こまかな数字は、海の深さをあらわしてます。

 

ペリー提督が使ったというものですね。

その海図の拡大です。

 

横文字は、それぞれ

 

MandarinBluff・・みかん色の崖

 

Haycock・・円錐状の干し草の山

 

TreatyPoint・・条約岬

 

前回、帰宅して、この海図をじっくり見てたら、オヤ?ということに気付きました。

 

それは、なんかヘンなところがあるんですね。 

 

そのヘンなところを確認するために、今回はこのあと調査に歩きます。

歩きだす前に、もういちど本牧十二天の写真を撮っておきます。

この写真は、道路の反対側からの写真です。

 

前回のポタで、国土地理院の標高図から、ここの高さが9メートル位だということでした。

 

見た感じも、そんなもんでしようね。

で、また歩きだして小港の歩道橋を渡ります。

 

この歩道橋の飾りは、船の舵輪。

 

舵輪は真っ白にペンキされてます。

 

歩道橋には、この舵輪がいくつもあるんですけど、どれも汚れと劣化がほとんどないですね。

 

よく手入れされてました。

ブラフを探して最初に来たのは、山手見晴らし公園

 

こどもたちの声がはずんでます。

すこし歩けば、崖だらけ

 

その公園を一周して、階段を降りるとこの壁です。

 

この上が公園になっています。

 

この壁ずーっと続いてますよ。

さらにポタポタ歩いて、ここ。

 

あるマンションの裏になります。

 

ここもこんな崖。

新山下二丁目ベイサイド公園に来ました。

 

この公園には、崖が迫っていますね。

 

崖の上の家は、あれで落ちないんでしょうかね。

そんな公園の入り口脇には、花がいっぱい咲いてます。

 

もう少しで満開だ。

さらに歩いて、こんどはハッキリと崖だとがわかりますね。

その右側の方向を撮りました。

そして着いた崖の終点は、ここ元町中華街の自転車駐輪場でした。

 

そんな場所しらない、という人には。

では、このメダリオンはどうですか。

崖の終点はフランス橋

 

そうです、フランス橋の近くが崖の終点だったんですね。 

 

今回のポタは本牧の崖、ブラフがどこまでつづいているか、気になって歩きました。

 

本牧十二天緑地にあった海図との対比は、次回にします。

 

では、このフランス山で休憩して帰りましょう。

 

出典:上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載
国土地理院ウエッブサイト
https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html

 

崖の距離は、直線で1キロメートル。

出典:上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載
国土地理院ウエッブサイト
https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html

 



 

注)当時の絵、写真、絵葉書、海図は「本牧十二天緑地」の案内プレートからの引用です。2020年4月27日・加筆修正

 

○月日:2018年3月18日日曜日

○時間:10時~14時

○場所:横浜・本牧

○距離:徒歩9Km

 

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