ブロンプトンで遠足

歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

《群馬・埼玉洋館ポタ》サイクルトレインで移動して桐生市内をポタ 旧大間々銀行本店・桐生明治館・桐生市水道山記念館・西桐生駅・絹撚記念館・桐生倶楽部

ここは上毛電鉄の中央前橋駅です。 

 

きようは、ここから赤城駅まで、電車輪行をしますよ。

 

目次の項目は記事へリンクしてます。

 

朝8時過ぎのこの駅には、お客さんはチラホラ程度です。

 

駅の正面には、こんな路線案内がありました。

 

 

オオッ、ここにもサイクルオアシスの案内がありますね。

 

群馬県も、本格的に自転車観光に乗り出すのでしょうか。 

 

サイクルオアシスを始めたきっかけは、たぶん赤城山のヒルクライム競技大会で、自転車乗りが増えたのではないかな? 

 

ヒルクライム競技というのは、自転車で山の峠を登る競技です。

 

この競技は、車輪径が16インチで、変速ギア無しのブロンプトンでは、まったく歯が立ちません。

ボヤボヤしてると、電車の時刻になります。

 

では、キップを買いましょう。 

 

なるほど、上りも下りも、1時間に2本の電車ですね。

 

じつに、わかりやすいです。

中央前橋駅から赤城駅までの料金は、610円でした。

 

もちろん、自転車の持ち込みは無料ですよ。

3番線に止まっている2両編成の、この青い電車に乗りましょう。

 

では、記念写真をパチリ。

ここでは自転車は、進行方向後ろの車両に乗せます。

 

こんな感じでしようかね。

この駅は始発駅で、このときには、自転車はわたしの1台だけでした。

 

こちらの車両には、だーれもいませんね。

車内をキョロキョロしてたら、こんな注意がありました。

 

座席の中にって、どうやって入れるんだ?

 

でも、正しい自転車乗りは、こんなことはしませんよ。

まーだかなーと、発車を待っている、ブロン君です。

さっきから、この車両、どこかで見たような気になっていたんですけど、この表示を見て、納得しましたね。 

 

東急から京王ですか。

 

ずいぶんと、ご活躍されたんですね。

で、時間になって、電車はトコトコと走りだしました。

 

ほんとうなら、前の車両の一番前で、運転手さんの真後ろでカジリつきたいんですけど、自転車を押さえてないといけないんで、じっと我慢でした。 

 

そして、40分ほどで赤城駅に到着です。

思ったより、赤城駅は大きかったです。

 

ここで、走り出す前の給水休憩です。 

 

だいたいですけど、走り出す前には、水をたっぷり飲みますよ。

 

でも、ほとんどが汗になってしまいますね。 

 

ここで、水筒関係でわたしのアイデアを発表します(おおげさ)

 

それは、このブロン君のように、サドルの下、シートポストに水筒をくくりつけておくと、信号待ちの時に、すぐに飲めるので便利ですよ。 

 

そして、後ろのバッグには、2リットルの水のペットボトルが入っていて、ペットボトルから水筒へ補給しています。 

 

この場合、水というのがポイントです。

 

お茶関係だと、走っている間にバッグが揺れて、ペットボトルの中が泡だらけになってしまうという経験をしましたからね。 

 

水の2リットルペットボトルは、途中のコンビニで買い足しています。

しかし、この自販機は、この駅の雰囲気にぴったりですね。

 

旧大間々銀行の本店

 

やって来たのは、ここ、旧大間々銀行の本店です。

 

大正10年の作品です。 

 

レンガが使われているようにも見えますけど、これタイルだそうです。

 

白のベルトラインがオシャレで上品ですね。

 

屋根の明かり取りのドーマー窓とこの正面の飾りが、遊び心満載でいいでしょ。

そんな、オシャレな洋風建築のとなりに、なつかしいものを発見しました。

 

oh、MANDAM。

信号待ちをしていて、ふと見たら、地元のお酒は「銘酒赤城山」ですか。

 

群馬県にいるんだなー、と思った瞬間でした。

さらに走って、こんどは白が基調の建物に到着です。

桐生明治館

 

桐生明治館です。

 

明治11年の作品で、当時の衛生所や医学校として使われたそうです。

どうですか、なかなか迫力あるでしょ。

 

明治期の擬洋風建築ですね。 

 

いままで、いろいろな場所の洋風建築を見てきて、やっぱり明治から大正初めのころの建物が、いちばん好きですね。 

 

当時の大工さんが目いっぱい西洋風の建物を造ったけど、どうしても和風が入ってしまうようなのがいいんですね。 

 

この建物も、そのひとつですね。

 

 

ここでわたしは、柱に注目しました。

 

見てくださいな、柱ごとに飾りがそれぞれ違うんですよ。

 

よくできてます。

 

 

室内はこんかな感じです。

ある展示室に、なぜかこんな自転車がありましたよ。

 

日本に4台しかないものの、1台だそうです。

 

試しに乗ってみたい気はしますけど、でもこれに乗るには、尻が痛かったろうなー。

ここが医学校だったということの、証明にもなるようなものを見つけました。

 

薬箱ですね。

漢方薬の名前がずらーっとあります。

ここは2階の通路です。

 

ここだけ見てると、どこかの外国にいるような錯覚になりますね。

 

手が込んでます

 

 

写真を見て、お気づきかとおもいますけど、そんなステキな建物も、じっくり見ると、塗装がボロボロです。 

 

いままであっちこっちの洋風建物を見てきましたけど、塗装がここまでひどいのは、初めてですね。

 

床板もかなり浮いてますよ。 

 

素人判断ですけど、このままだったら、建物全体がガタガタになってしまうのではないかな。

 

もちろん役所の専門家が管理しているのでしょうけど、なんとかならないんでしようかね。

だいぶしばらく走って、これから先は登山のようですね。 

 

「ようですね」と言って、笑ってしまうほどの坂道です。

 

こんな坂だったとは、最初のコース計画の段階では知らなかったですよ。

あーあ、やれやれ

じつはこの坂、二段になっていて、上の写真のクルマがあるところまでが、一段目です。 

 

そして、すこし水平に行って、二段目の坂があります。

 

いちばん下から見てると、二段目の坂が見えないようになってますね。

 

で、なんとか自転車を押して、頂上まで来ました。 

 

そしたら、クルマがずらーっと、並んでます。

 

そうでしょうね、ここに自転車で来る人はいないでしょ。

 

大汗をかいたので、日陰でじっくりと休憩しますよ。

 

水はガブ飲み。

桐生市水道山記念館

 

ここは、桐生市水道山記念館

 

建物の名前に、「水道山」と「山」が名前についているんだから、そこまでには坂があることくらい、気が付かなかったのかなー。

 

アホだなー。

なんたること、しかも今日は休館日だしー(こぬやろー!) 

 

コールデンウイークは、こういう観光名所(?)は、開業しろーって言いたい。

 

さっきの疲れが、ぶり返してきたぞー(ここでまたまた休憩)

でも、建物はなかなかのデザインですね。

 

昭和7年の作品です。

 

この建物も、横のラインがポイントになってます。

この取っ手が気に入りました。

さて、では「下山」するとしますか。

 

さっき登ってきた坂は、上から見るとこんな感じですよ。 

 

下山は、もちろん自転車には乗らないで、手で押さえて歩きます。

 

この写真で、いちばん下の場所が、すこし水平でしょ。

 

しかも曲がってる。

 

あそこで、だまされるんですね。

上毛電鉄の西桐生駅

 

自転車登山のあとは、モダンな建物で、お口直しはどうでしょうか。

 

この屋根、かわいいでしょ。 

 

上毛電鉄の西桐生駅のギャンブレル屋根といいますよ。

 

わたしの地元の登戸駅のすぐとなりの駅、小田急電鉄の向ケ丘遊園駅の駅舎がこの形です。

駅名の表記も、凝ってますね。

なかは、こんなに明るいんですね。

 

上げ下げ窓と長椅子がベストマッチ、雰囲気いっぱいです。

天井の通気口のデザイン。

券売機の横には、当時の券売窓口がそのまま残ってます。

 

古いのを取り外さないというのが、いいですね。

 

この券売窓口のデザイン、いまでも通用しますね。

 

その窓口の横には「昭和浪漫の結婚式」のご案内があります。

 

これ、式の出席者は車内の客席に、向かい合わせで座るのかな?

 

見てみたいですね。

でっかい文字で、改札口。

近くにはトイレがあります。

 

駅舎とおんなじ屋根ですね。

絹撚記念館

 

つぎの西洋館は、東横インではありませんよ。

 

手前の建物です。

 

しかし、失敗写真というか、うまいことピッタリだ。

 

で、手前の建物は、絹撚記念館(けんねんきねんかん)といいます。

 

絹糸を撚る(よる)、糸に撚りをつける工程の工場の事務所でした。

 

 

 

日本遺産に指定されてますね。

入り口の両脇の造り方が、なんとも楽しいですね。

このあたりも、遊び心いっぱいです。

 

桐生倶楽部

 

さて最後は、桐生倶楽部という、社交場です。

 

大正8年の作品です。

 

ここに到着したのが遅かったので、内部を見ることはできませんでした。

 

説明によると、造りは南欧風ということらしいのですけど、いまいちピンときませんでした。

 

 

 

この切妻型の煙突が四本あって、これがこの建物のポイントになっているのでしょう。

 

 

 

 



 

○月日:2018年4月30日月曜日

○時間:8時~15時

○場所:群馬県桐生市

○距離:自走18Km・上毛電鉄の輪行20Km

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このブログに使われいてる地図や空中写真の一部は、国土地理院発行の電子地形図「タイル」、陰影地形図「アナグリフ」、空中写真などを複製し、自転車走行軌跡や記号等を追加して掲載してます。
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