ブロンプトンで遠足

歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

大山小径の「大山道絵タイル」を堪能したあとは、わたしも旅人気分です

くもりの本日は、ここ、大山街道の旧溝ノ口宿にある公園「大山小径」に来ました。

 

どうして曇りの日に来たかというと、曇っているほうが写真が撮りやすいんです。

 

簡単にいうと、光が全体にまんべんなく回って、強い影が出にくいんですよ。

そして写真にするのは、この大山小径にある「絵タイル」です。

 

江戸時代のころの大山道の参詣のようすを、15枚の「絵タイル」で表現しています。

 

いぜんに来たときにも何枚かを写真にしました。

 

今回は全部まとめての撮影大会です。

 

では、

 

「その一 赤坂御門」 

 

大山道はこの赤坂から始まりますからね。

「その二 渋谷」

今は中学生や高校生でワンワンしている渋谷も、当時はこんな村でした。 

「その三 三軒茶屋」 

 

知ってました?

 

三軒茶屋って、ほんとうにお茶屋さんが三軒あったらしいですね。

 

この「絵タイル」にもちゃんと三軒あります。

 

それに「太子堂村」って書いてありますね。

 

そうですよ、以前に世田谷線に沿ってポタしたときの西太子堂駅があるところなんですよ。

 

三軒茶屋駅の隣の駅でした。

その四は、このクルマではありません。

 

「絵タイル」はこのクルマの下にあります。

 

どうしてこんなところに止めるかなー。

 

そもそもここは公園、駐車違反ですよー

「その五 溝ノ口」

 

出ましたご当地の溝ノ口宿です。

 

(泊)とありますからこの溝ノ口宿でお泊りですね。

 

「此処より長津田まで 四十八坂あれど」・・・とあります。

 

ゆるい坂でも48もあったら、ブロンプトン君では全くギブアップですね。

「その六 馬絹」 

 

旅人さん、子供とお話中です。

 

手前の子が手を出してますね。

 

おねだりかな。

 

それにしてもずいぶんな荷物ですね。

 

これでは大山詣での旅の人ではなくて、行商の人になってしまいますよ。

「その七 荏田」

 

この絵は旅籠でしょうか茶屋でしょうか。

 

かやぶき屋根のヨレヨレ具合が正しく書かれているようですね。 

「その八 谷本」

 

この太鼓橋、下りは転びそうです。

 

それにこの橋を渡るのに「橋銭をとる」とありますよ。

 

ずいぶんガッチリしてますね。 

 

ここは現在の東急田園都市線の市ヶ尾駅ちかくだそうです。

「その九 長津田」

 

田舎の里のノンビリ感がよく出てます。

「その十 鶴間宿」

 

ここで宿泊ですね。

 

鶴間宿は今でいうところの、小田急江ノ島線の鶴間駅あたりでしょうか。

「その十一 鶴間の原」

 

連日の歩き疲れで、とうとう馬に乗ってしまいました。 

「その十二 川原口」

 

オオ! 大山が見えてきました。

 

これから渡し船に乗りますよ。

 

渡し場まで、なかなかの人数が歩いてます。

 

この渡し場は重要拠点だったのかな。

 

川原口とは今の「河原口」で、小田急線の厚木駅の周辺だそうです。

 

この絵でいうと向こう岸が、馬入川ともいう相模川を渡った本厚木駅方面です。

 

なので「厚木の 渡し 馬入の 川上 なり」ってなるんですね。

 

それにしても渡し場までの長いこと。

「その十三 厚木」

 

やっとこさの厚木に到着です。

 

この「絵タイル」を見てくださいな。

 

みごとなスナップ写真になってます。

 

籠屋さんは暇そうにして、あくびの連発でしょうか、お店の方では何やらお食事中かな。

 

タイルの切れ目になっていて、残念です。

 

そこを、長ドスの旅人さんが通りかかっていますね。

 

ナイス、ワンショット。

「その十四 愛甲」

 

 この絵のグニャグニャはなんだろう?

「その十五 粕谷」

 

大山詣での旅も終盤です。

 

相棒がワラジのヒモを結んでいるのを、相方がじっと見ていますね。

 

身支度がおそいので、もんくを言ってるんでしよう。

 

ここからは大山不動まで二里。

 

粕谷とは今の「上粕屋」ですね。

 

小田急線の伊勢原駅と大山の中間あたりの町です。

 

ほんとうに大山はすぐそこです。

ハイ、ここまでが大山道の「絵タイル」でした。

 

クルマの駐車違反で写真にできなかった「その四」は、あとで写真にしますか。

 

そしてこれが 、例の「大絵タイル」です。

またまた細かいところを見てみましょう。

 

この川の流れの表現、うまいなー。

 

この流れは早いですよ。

 

大山からの清流が大きな塊になって、ワンサカ流れている様子がわかります。 

そして念願かなって雨降神社に到着したら、足元から雲がモクモクと沸いてくるようだったんですね。

 

「雨雲足の下よりたつ」

 

これだけで、全部を言ってます。

大山小径の「絵タイル」を堪能したあとは、わたしも旅人気分です。

 

大山道と二ケ領用水が交差する「大石橋」から、帰りましょう。 

 



 

月日:2020年6月27日 土曜日

時間:8時30分~10時30分

場所:溝ノ口

距離:10Km

 

関連の記事

やっと写真にできた「その四 二タ子」

 

そして大山道いろいろ