ブロンプトンで遠足

歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

紺屋さんは二ケ領用水の流れで染め物流し

昨日、「大山街道ふるさと館」で、溝ノ口でも二ケ領用水の流れで染め物流しが行われていたという情報をキャッチしましたね。

 

それで、以前にも来た二ケ領用水本川の染め物関係の場所を、再確認しに来ました

 

本日の目的は、ふるさと館で見た写真のような場所がいまでも残っているか、ということの検証です。

 

でここは、二ケ領用水本川の「紺屋前の堰」です。

見てくださいな、川崎市が設置した案内ガイドの板が、切り取った木の枝で埋もれてしまっていますよ。

 

どうしてこういうところに、捨てるのかなー。

 

ハッキリ言いますけど、センス無いなー

こんな状態では、この下に書いてある説明が読めないでしょ。

 

マッタク!

しかたないので、5月に来たときに撮っておいた写真をひっぱり出してみます。

 

それがこちらです。

この説明によると、この近くには藍染屋さんがあったそうで、いまでは上流の「一本入りの堰」が使われている、と書いてあります。

 

“ 使われています ”って、このガイドはいつの年の設置かな。

 

とにかく上流を目指していきましょう。

こちらが「紺屋前の堰」の流れです。

 

染め物屋さんの前にある川なら、当然ここで染め物を流すでしようね。

 

でも、チト狭いような気がしますけど。

そしてこちらが「紺屋橋」です。

 

なぜか木製ですね。

この「紺屋橋」は、すこーしの太鼓橋になっていますよ。

この「紺屋橋」の前もこんなに狭いですね。

 

でも、染め物を流したんでしょうね。

そしてここは「一本入りの橋」です。

 

正しくは「一本圦橋」だそうです。

 

日本語はムズカシイ。

この橋の欄干には、地元特産のおいしい梨のオブジェが飾られてますよ。

さらに少し上流へ行くと、ここはご老人のいこいの場所になっています。

 

本日も、数名さんが集合していました。

 

なにやらご近所さんらしくて、ケラケラと笑い声が絶えないですね。

そんでもってここが本日のポイントですね。

 

紺屋前の堰のガイドの説明にあった、いまでは上流の「一本入りの堰」が使われている

という「一本入りの堰」そのものではないでしようか。

 

なにしろ「一本入り橋」からは20mもない場所です。

 

これだけの広さなら、染め物を流すには充分でしょ。

 

水量もたっぷりです。

そして次が、ふるさと館にあった写真です。

 

流れの方向を合わせると、うまい具合にピッタシです。

 

その昔、こういう風景がここにあったんですね。

※上の写真は「大山街道ふるさと館」の屋外壁にある説明から

 

つぎの写真は、その流れの下手方向です。

 

やっぱりこれくらい広くないとダメでしょ。

 

ここで、のどかに染め物を流していたんですよ。

この写真は、「一本入りの橋」ちかくから「一本入りの堰」方向を見た風景です。

 

木陰の下は、カモさんたちのご歓談の場所になっていました。

 



 

つぎの絵は、今回のポタリングの主なところを乗せてます。

 

「染め物関連」のところは、二ケ領用水の取入口から向ヶ丘遊園駅までの、ちょうど真ん中あたりです。

 

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

これから見ると、当時の染め物屋さんはこのあたりに集中してあったのかな。

 

このあと近くをうろうろ走って、今でも染め物屋さんが残っているかと探したんですけど、残念でした。

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

○月日:2020年7月3日 金曜日

○時間:9時30分~12時

○場所:二ケ領用水本川

○距離:7Km

 

●出典・地図について
このブログに使われいてる地図や空中写真の一部は、国土地理院発行の電子地形図「タイル」、陰影地形図「アナグリフ」、空中写真などを複製し、自転車走行軌跡や記号等を追加して掲載してます。
地理院タイル一覧ページ
https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html