ブロンプトンで遠足

歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

成城三丁目の国分寺崖線につづく坂は標高46m

今回は世田谷区の成城学園にある「国分寺崖線」の坂を、自転車を押してのぼって、坂の高さを計りました。

 

いままで、自転車でなんども走っている坂ですけど、高さを調べたのは初めてです。

 

すこし長い内容になったので、目次を作りました。

 

目次の項目は記事へリンクしてます

 

最初に、ご近所さんが “ 三角公園 ” といっている公園に来ました。

 

わたしの後ろでは、ちびっ子とお母さんが走り回ってます。

 

その三角公園には、真っ白なこんな案内があります。

近寄ってみると、ここは水準点ですよと書いてあります。

 

水準点というのは、土地の高さを知るための基準点です。

 

こういう水準点は、あっちこっちにあって、だいたい小学校か公園にありますね。

 

で、ここの土地の高さ、標高は20.3mということです。

坂の高さを計るために、GPSの校正

写真はその水準点が埋まっている、その蓋です。

 

さすがにこの蓋を開けるわけにはいかないので、蓋のとなりに、持ってきたGPS受信機を置いて校正します。

 

わたしのGPSはもう10年以上前のものでして、日本版のGPS「みちびき」の電波を受信することはできません。

 

高さの校正も、細かなことはできないんですよ。

 

それでも、ちゃんと動いてます。

成城3丁目26は、標高25m 

GPSの校正をしたあと、やってきたのはここ、成城3丁目26番です。

 

きょうはこれから、この先の坂の高さを計ってみます。

 

ところで、先日14日のポタで、この近くの不動橋に行きましたね。

 

橋の案内には不動橋が国分寺崖線に掛っている、とありました。

 

この国分寺崖線という言葉に引っかかってしまったのですよ。

 

それで、実際にどんだけ高くなっているのか、調べてみようということになったんです。

 

写真の奥の高台に写っている場所が、不動橋がある高さです。

 

いまいる場所は国分寺崖線の “ふもと” になっていて、標高は25mです。

 

「国分寺崖線」は簡単にいうと、崖のつながりです。

 

崖の高さを知るには、そこの坂を登ればいいことですよね。

 

ではでは、その坂を登りに行きましょう。

 

写真の左側に向かって自転車を押していきますよ。 

成城3丁目の先は、標高30m

自転車を押して坂を上ってきました。

 

ではどんなふうに高さを計っているかというと、道路の端っこにGPSを置いて計ってます。

 

たぶん歩いている人は、すこーし怪しいおじさんがいる、と思って見られてたのは確実ですね。

怪しいおじさんがいる坂の上は、さっきの場所から5m上がって、標高30mです。

 

歩いてきた感じからすると、もっと高くなっていてもよさそうでした。

 

このあとは目の前にある坂を、自転車を押してのぼっていきますよ。

 

写真に写ってる自転車のおじさんも、このあと自転車を降りて押してました。

ヨタヨタと自転車を押していると、後ろからクルマが追い抜いていきます。

 

ここのカーブが急で狭くなっているので、クルマはいったん停止します。

 

そのあいだ、わたしも道路の隅っこで「待て」の状態です。

どれだけ急坂かを写真で確認

それで、この坂がどれだけ急なのかを、どうしたらわかってもらえるかを考えました。

 

出た答えは、自転車を隅っこに止めて道路の反対側から写真を撮ろう、ということにしました。

 

しばらくすると、ご近所のお母さんがわたしの前を通過しますよ。

 

シャッターチャンス!

 

お母さんが前かがみで、ヨイショヨイショと、坂をのぼっていくのがわかりますね。

 

なかなかの急坂ですよ。

 

この坂には自転車でなんども来てますけど、そのたびに自転車を降りて押してます。

急坂の上は、標高44m

わたしは、エッチラ・オッチラ、自転車を押して坂の上に来ました。

 

さっきのお母さんは坂を上り切って、もういません。

 

ここでもGPSを道路に置いて、高さを計りました。

 

標高は44mでした。

 

汗をかいたので、しばらく休憩します。

 

左側に道路があって、すこーし高くなってますね。

 

そちら側に行きましょう。

すぐ隣りは標高46m

そしてここでも高さを計ったら、46mありました。

 

さっきの場所から、2m高いです。

 

そんなに高くは見えないんですけど、2mあったんですね。

冨士見橋でも富士山は見えなかった

ここから先は平らな道路が続いてますから、今いるところの標高46mが、このあたりの一番高い場所になると思います。

 

ということは、国分寺崖線の上に来たということでしょう。

 

そして来ました、冨士見橋です。

今日は天気がいいので、 富士山が見えるかなーって思ってきたんですけど・・・

ウーン、真ん中にあるビルの向こうに、うすーく影になっているのが富士山でしょうか。

 

天気がいい今日でも、冨士見橋で富士山をシッカリ見ることはできませんでした。

世田谷区は「自転車散歩のススメ」

ブロンプトン君を押して坂をのぼってきて汗をかいたので、ここいらで水分補給します。

 

成城学園駅にあるコーヒー店へ来ました。

 

店の入り口には、世田谷区からのお知らせ「せたがや」があります。

 

ひとつ手にとって店内へ。

 

表紙にはデッカイ文字で「自転車散歩のススメ」とありますよ。

 

ハーイ、自転車散歩してまーす。

ここまでは、自転車での散歩です。

 



 

立体図で崖線のイメージができた

ここからは、撮影した写真と地図をイロイロと、いじくります。

 

つぎの絵は、きょう自転車を押して歩いたところの高さを、国土地理院の地図を使って立体図にしました。

 

ふもと側から見たイメージです。

 

国分寺崖線は、でっかくて長い崖線です。

 

そのほんの一部が、この立体図になりました。

 

ふもとの道路から崖線の頂上まで、20m以上の高低差があるんですね。

 

つぎの立体地図は、国土地理院の地形図を加工したものです。

 

この絵の標高はわたし独自の方法で測定した結果で、国土地理院が提示する標高とは違っています(ソコソコ違います)

 

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

こちらの絵は、坂の上から見たイメージです。

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

○月日:2020年10月16日 金曜日

○時間:14時時~16時

○場所:世田谷にある国分寺崖線の坂

○距離:14Km

 

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