本日もこんな坂を走ろうとしています。
かなりのダラダラ坂で長いですね。
ここは世田谷区の成城四丁目にある「ビール坂」
「ビール坂」というのは通称ではなくて、区が設置した案内にも、ちゃんと「ビール坂」になってます。
そしてここは二回目のチャレンジです(かなりおおげさ)
今回のテーマは
国分寺崖線の「ビール坂」を味わう
という、なんだか昼間っから酔っぱらいそうです。
「ビール坂」のいちばん下から走り出して、すぐに右の路地へ入ります。
そこはこんな風景で、冬の木立が陽に映えてました。
案内版があります。
世田谷区立「ビール坂緑地」
ネ、ちゃんと世田谷区が正しく書いてますね。
そしてこの「ビール坂緑地」は、この一画だけでした。
ほんとに小さな、ちいさな緑地です。
「ビール坂緑地」に寄ったら、また走り出しますよ。
この場合、走るというより、自転車を押します。
今いるこの場所の右側が「ビール坂緑地」です。
わたしの前にも、二人の人が自転車を押してます。
電チャリなら、楽勝なんですけどね。
オオッ、ここが区の境界線ですか。
ではいまから、世田谷区に入りましよう。
世田谷区に入ってすぐ、犬の散歩のルールが書いてあります。
この坂を散歩するのは、かなりの運動になるんでしょうな。
で、よーく見ると、調布市のものです。
レンタル中でした。
犬のルール書きはレンタル中でも、「ビール坂」の街灯は、なかなかシャレてますよ。
ハイ、「ビール坂」の頂上に到着です。
かなり息がハアハアしてます。
「ビール坂」で酔ったかな?
自転車を押してきた坂をこうして見ると、ダラーっと続いてますね。
ほとんど直線です。
自転車を置いた脇に階段があったので、少し下がりましょう。
ここも「ビール坂緑地」の一画です。
雰囲気は山の中、でも世田谷区なんですよ。
「ビール坂」のてっぺんに着いたら、こんどは自転車をコギます。
ヨタヨタと、国分寺崖線に沿って走ってきました。
ここは「成城みつ池緑地」
成城の地域は、国分寺崖線に沿って広がっていることで、緑地がいくつもありますね。
この前のポタリングでも、いくつか見てきました。
この案内の説明によると、ここは“都内でも屈指の動植物の宝庫”ということで、うなづけます。
そしてここにも、町内案内があるではナイカイナ。
どれどれ、拝見しましよう。
ホホーッ、美術展示会の案内が二枚もありますよ。
さすがわ成城。
ここに来たら、やっぱりこの建物を見なければいけません。
世田谷区の文化財になってる「旧山田家住宅」です。
冬の陽を浴びている洋風建物です。
お家のなかは、こんな風に床の模様が違っているんですよ。
全部の部屋がそうなんです。
このとき、見学の人はわたしだけでした。
見学が終わって、自転車置き場への途中、こんないい風景がありました。
思わずのワンショット。
このあと崖線をおりて、野川に出ました。
国分寺崖線は写真の右側です。
住宅がなければ、崖線のガケが、づーっと続いて見えるでしょうね。
ここで休憩します。
路地の出口には、このあたりの散歩道「きしべの路」の案内があります。
そしてここは「神明の森みつ池入口」
この先が神明の森ですか。
その森から流れてくる清流です。
このあと、野川をさかのぼって走りました。
野川にかかっている谷戸橋で休憩します。
きょうは陽が射すところは暑いくらいですけど、日陰はかなり寒いです。
影が長くなりましたね。
そろそろ帰りましょう。
ここからは、走った軌跡と地図で「ビール坂」を味わってみましよう。
つぎの地図は、いつもの国土地理院さんの地形図です。
いろいろ撮った写真のうち、「ビール坂」の三ヶ所を味見します。
つぎの写真に注目です。
この空中写真は、「ビール坂」の名前の由来の決定打になるでしようね。
写真のなかに「星」が写ってます。
星マークのビールといえば・・・
そうです、あのビール会社でした。
で、いろいろ調べたんですけど「ビール坂緑地」の場所は、この星マークの会社の工場があったわけではないようです。
関係した施設があったようですね。
永いながーい時間が過ぎて、星マークの場所にはマンションがいくつも建ってました。
そして「ビール坂」の高低差が、だいたい20m弱あります。
しかも坂は直線なので、数字からのイメージより、かなりの高低差を感じますよ。
「ビール坂」が直線ということは、自然にできた坂ではなくて、この星マークの会社のために作ったのかなーって、勝手に思ってしまいました。
きょうは国分寺崖線で「ビール坂」を味わいました。
自作の傾斜測定器で「ビール坂」を細かく測りました
崖線を自転車で走る
月日:2020年12月23日 水曜日
時間:13時~15時
場所:成城四丁目あたり
距離:15Km
このブログに使われている地図や空中写真の一部は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)または、地理院撮影の空中写真を複製し、自転車走行軌跡等を追加加工したものです。国土地理院:https://maps.gsi.go.jp/