ブロンプトンで遠足

歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

森のような「成城みつ池緑地」にV字谷あり

2月5日に成城学園を散歩して、あっちこっちウロウロしました。

 

残念ながら「上神明池」を見つけることはできませんでした。

 

そこで今回は、2月5日に歩いた軌跡を使って、机の上でコネクリまわします。

 

テーマは

地図から「上神明池」の場所を探す。

そして、ベンチはどうして道路と反対方向を見るように置いてあるのか。

という、なんとも壮大なお題にしました(おおげさ)

・・・

それで、2月5日に歩いた軌跡を、いつもの国土地理院さんの地図に落し込みました。

 

つぎは地図の見方です。

赤い線は、歩いた軌跡です

 

緑の囲みは「成城みつ池緑地」の大まかな範囲です

 

青い丸印は、今回のテーマのポイントになる、湧水とベンチです

 

ここで「成城みつ池緑地」がどれだけ広いかをわかってもらうのに、長さを図りました。

 

地図の点線のところで307mです。

 

とんでもなく広いでしょ。

では、空から「成城みつ池緑地」を見たら「上神明池」がわかるのではと、空中写真にしました。

 

つぎの写真を見てください。

 

ざんねんですけど、大きな木の葉っぱで、完全に隠れてしまってます。

 

こうして見ると、「成城みつ池緑地」全体が、森のようです。

 

地図から「上神明池」の場所を探す

 

ならばといことで、地形図で探ってみましょう。

 

つぎの絵の数値は標高で、端数は削除しました。

 

矢印は “ほぼその場所” と思ってください。

 

道路にあった湧水と高台の上では、19mの高低差があります。

 

その間はほぼ崖ですね。

 

道路の近いところに少しだけ、フラットな場所がありますよ。

ここで、「成城みつ池緑地」の入口で見た案内板を思い出しましょう。

 

つぎの絵です。

 

「上神明池」は道路のすぐそばにありますね。

 

とうことは、上の影付き立体図の湧水の近くの、フラットな場所あたりに「上神明池」があると思います。

 

ここなら、高台にしみ込んだ雨水で、池ができそうです。

 

以上のことから、

 

「上神明池」の場所は、崖下の平坦な場所にある

 

という結論になりました。

 

ベンチはどうして道路と反対方向を見るように置いてあるのか

 

つぎはこのベンチが、なんで道路と反対側の方を見るように置いてあるのか、ということを探ってみましょう。

 

影付き立体図を見てください。

 

ベンチの場所と高台の高低差が17mあります。

 

それにこの影の具合が、なんともスゴイことになってますね。

 

どう見ても、V字谷です。

ではこのV字谷が、どんだけの大きさかというのが、つぎです。

 

わたしの勝手な方法で表示しました。

 

奥行が117m、幅が73mです。

 

そうとうに、デカイです。

そして、どれだけのV字か、を探りましょう。

 

ちょうど中央あたりの、始と終のあいだを断面にしたのがつぎです。

 

V字のイメージを出すために、縦横比は2倍にしてます。

 

それにしても、きれいなV字谷になってますね。

では、鳥になって、このV字谷を空から見ることにしましょう。

 

こんな風景が広がっているんです。

 

実際には、建物や木々で、こんなにきれいなV字は見れないでしょうけどね。

 

以上のことから、

 

ここのベンチは、100m以上続くこのV字谷を見るために置いた

 

のではないかな。

 

●関連したもの

 

2月5日のブログ

 

成城みつ池緑地にある洋風建物

 

●地図に記載の標高の数値は、端数を削除してます。
また、標高を示す場所はその周辺も含む場合があります。

 

●出典・地図について
このブログに使われいてる地図や空中写真は、国土地理院発行の電子地形図「タイル」、陰影地形図「アナグリフ」、空中写真などを複製し、自転車走行軌跡や記号等を追加して掲載してます。
地理院タイル一覧ページ
https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html