JR南武線の中野島駅から歩いてきました。
道の角にあるのは、手入れがてきてる空き地かな?
ではなくて、川崎市に残っている「筏道」の案内です。
こんな具合にできてました。
その内容を引用します。
筏流しと筏道
中央通り商店街にある馬頭観音の横を通っている細い道は、むかし筏道と呼ばれていました 。
江戸から大正にかけて多摩川に筏流しが多く見られ、
多摩川の上流の青梅や五日市地方で切り倒された木を筏に組んで、六郷の方まで流したものです。
太くて長い木を何本も組み、筏乗りが二人ぐらいで細長い杉の木のさおでこぎながら、 多摩川を下っていきました。
道がよくなり、トラックで物を運ぶようになると、しだいに筏流しも見られなくなりました。
この道は、筏乗りが筏を六郷まで運んだ帰りに通った道のことで、川崎市に現存する唯一の筏道です。
馬頭観音の横を通っている細い道、というのはつぎの写真の道のことですね。
そしてこの道は、川崎市に残っている唯一の「筏道」というではないですか。
こうなったら、ここを歩くしかないでしょ。
ここで写真を撮ってたら、ママチャリのおばちゃんが、すーっと通り越していきます。
おばちゃんの後を追うように、では行きましょう。
少し歩きました。
どこにでもある路地ですけど、“唯一残っている”と言われると、なんとなくそれっぽく見えてきてしまうのは、おじさんの頭が単細胞だからでしょうか。
また少し歩いてます。
アスファルトのような舗装はできてますけど、直線が無いので、道は昔のままなんでしょう。
そんなことを考えいたら、いきなり広い道路に出ていました。
アリャ、「筏道」はずいぶんと短いな。
ここまで400mほどです。
広い道路の先の道は、ほとんど直線になってます。
どうもこの先の直線道路は「筏道」ではないような、雰囲気ですね。
ではここで、多摩川の川岸に出てみようと、堤防の上に上がりました。
土曜日で天気がいいものだから、さっきから自転車がいくつも、すっとんで走っていきます。
もっとゆっくり走れないのかなー
スピード違反の自転車に当たらないようにして、脇の地図を見ましょう。
フムフム、えーと、ン??
つぎの地図は、わたしが記号などを入れて加工しました。
さっきの案内板の先に、筏道のつづきの道があるように見えますよ。
これは新発見かな。
では、確認のために戻るとしましょう。
けっきょく、筏道を往復しました。
そしてさっきのスタートの場所に立ってます。
なるほど、この先に路地がありますよ。
ではこの路地を行きます。
すこし歩いたら十字路で、その先にも続いてます。
で、ここで行き止まりになってました。
どうも工事中のようです。
そしてつぎは、今日歩いたコースを地図に落し込みました。
青い線は「筏道」、赤い線は「筏道」に続いているように見える路地です。
こうして見ると、続いてますよね。
でも案内には、こっちの路地は書いてないし、ちがうのかなー
やっぱりこういうのは、カッチリと、ここからここまでって言えないんでしょうね。
新発見かと思ったおじさんの単細胞頭は、ここで迷路に入りました。
●記録
月日:2021年4月3日 土曜日
時間:11時~13時
場所:南武線中野島駅近く
距離:徒歩
筏道だけを書いたブログです。情報いっぱい。
いききの道
品川道あれこれ
●出典・地図について
このブログに使われいてる地図や空中写真の一部は、国土地理院発行の電子地形図「タイル」、陰影地形図「アナグリフ」、空中写真などを複製し、自転車走行軌跡や記号等を追加して掲載してます。
地理院タイル一覧ページhttps://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html