ただいまは、ちょうど正午。
ＪＲ川崎駅東口から歩いて数分の、砂子（いさご）の町に来ました。
わたしの前の歩道を、お昼休みの人たちが、速足で通り過ぎて行きます。
そんななかでの写真です。目の前のレンガ模様のビルの壁に吸い付くようにして、何やらの碑がありますよ。
碑には「旧橘樹郡役所跡記念碑」とあります。（橘樹郡 たちばなぐん）
フムフムと説明を読むと、大正二年、この場所に威風堂々とした郡役所が建てられたそうです。旧橘樹郡役所については、Ｗｅｂで細かに説明されているので、ここでは省きます。
ではなんで、この場所に来たのかというと。
わたしのブログは、古い地図をよく使います。その地図には橘樹郡という表記が、毎回のように出てきます。なんども見ていて、橘樹郡とはどこだろうと思っていました。それで調べてみて、ここに記念碑があることを知って、トコトコ来たというわけです。
つぎは記念碑の焼き付け写真を拡大したものです。
たしかに門柱には橘樹郡役所と書かれてますね。この門柱の雰囲気からしても、威風堂々という感じはあります。
この橘樹郡役所ができたころは西洋館のまっさかりでした。
明治時代から始まった洋風建物が、あっちこっちにできたころでした。そして大正時代も後期になると、初めのころの洋風の雰囲気はかなり変わってしまいましたからね。
それでも大正二年の建築なら、和風と洋風をまぜあわせた独特の雰囲気がプンプンする建物だったのでしょう。見たかったですね。
●記録
月日：２０２２年４月１２日 火曜日
時間：１１時～１３時
場所：川崎市砂子町
距離：徒歩
