ここは、JR南武線の矢野口駅から歩いて3分ほどの、矢野口の町です。
下の写真で、左側の道路は府中街道です。
目の前の茂った木は銀杏の木で、説明によると、この町では有名な「地蔵菩薩と銀杏の木」だということでした。
そして何といっても、自治会の掲示板が、気になってしょうがないです。
どうしてなのか、町内会の掲示板を見ると、かならず立ち止まって、フムフムとぜんぶ読んでしまいます。
今日も、快調に読破しました。
そして、ここの橋のたもとには、石橋供養塔がありました。
地蔵菩薩と石橋供養塔は、ベストマッチです。
で、今回のお題は
「矢野口の渡船場道を行く」
にします。
このお題は2回に分けて書きます。
1回目の今回は、渡船場道を歩いて見た記録です。
2回目の次回は、古い地図と現在の地図で、渡船場道をコネコネします。
それで、このお題にしたきっかけは、さきほどの地蔵菩薩のとなりにあった案内でした。
つぎは案内の説明からで、渡船場道と書かれてます。
矢野口の渡船場から続く渡船場道と川崎街道が交差するこの場所は、古くから交通の要所として栄えました。
じつは、しばらく前にここに来ました。
来たというより、通過しました。
そのときはポタリングの途中で、この案内を読んで、フーンそうなんだー、渡船場道ってなんだろうと思っていました。
そして今日ここに来て、橋に続いている、目の前の細い道が「渡船場道」なんだとわかりました。
ではでは、じっくり見るためにも、自転車を押して歩いていきましょう。
ところで、このブログとは別に「多摩川の筏道」というホームページでも、昔の道を探しています。
あっちこっちの古い道を走って思うのは、古い道は曲がり方が自然ですね。
パソコンと重機で造った道ではなくて、昔の人が歩いて作った道は、やさしいんです。
この道もやさしく曲がって、曲がり角には小さな神社がありました。
自転車を押しながら神社の先を少し行くと、馬頭観世音の石塔が並んでました。
こうして並ぶと、なかなか立派ですね。
馬頭観世音の塔というと、だいたいが文字だけの場合が多いんですけど、こちらは菩薩さんの姿が浮き出して彫られているんです、珍しいですね。
そんな立派な馬頭観世音塔は、稲城市指定の文化財になってました。
そして、馬頭観世音さんの前の道の先が、矢野口の渡しです。
ハイ、到着しました。
ここには「矢野口渡船場跡」という銘板が、しっかりとありました。
この案内のとなりは多摩沿線道路で、写真の標識に書いてあるように、ここから先は東京都稲城市です。
ということで、「矢野口の渡し場道を行く」の1回目は、ここまでにします。
●記録
月日:2022年11月4日 金曜日
時間:9時~14時
場所:矢野口の町
距離:15Km
多摩川の渡し場いろいろ
多摩川の筏道をさがして歩きます