ニュースによると、東京では桜が咲いたそうです。
それならば、ご当地の二ケ領用水に沿って歩いて桜の花を探そう、という一大イベントを思い付きました。
そして、わたしの目の前には一本の桜の木があります。
なぜかこの桜の木だけに、花がついていますね。
しかし道路側の二ケ領用水脇の桜の木には、まだ花がありません。
ではこの先にも、花を付けた桜の木があることを期待して、ぼちぼち行きましょう。
少し行ったら、こんな川崎歴史ガイドの案内があります。
「登戸付近の紙すき」と書いてあります。
この説明によると、豊富な水を使った登戸の紙すきは大正時代が最も盛んで、浅草方面へ出荷していた、とありました。
案内の後ろが二ケ領用水です。
今でもそこそこの水量がありますけど、当時はどれだけの流れがあったのでしょうか。
そんなことを想像すると楽しくなるのは、おじさんだけですかね。
そして、さらにヨタヨタ歩いて、ここに到着です。
太い幹の桜の木ですけど、花は付いていませんでした。
でも川崎歴史ガイドの案内だけは、目立っていますよ。
案内柱には、紺屋前の堰とありました。
またこの説明文から引用しますね。
それによると、かつてここに堰があって二ケ領用水を使った藍染屋があった、ということです。
だから紺屋前の堰なんですね。
そしてこちらが紺屋橋。
紺屋という和風の雰囲気を出して、木製の太鼓橋でした。
紺屋橋の近くには、こんな野菜の売店がありますよ。
畑から取ったばかりの「のらぼう菜」は、売り切れ御免でした。
さらにトコトコ歩いて、ここは一本圦橋(いっぽんいりはし)です。
橋のたもとの桜の木にも、花はありませんね。
二ケ領用水の桜の木に花が咲いて、並木が桜色になるのは、まだ先のようです。
●記録
月日:2023年3月15日 水曜日
時間:午後
場所:二ケ領用水の川べり
距離:徒歩
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