- はじめに
- 《全体》 「しながわ」の名前が付いた道
- 《分割》 狛江市三叉路 ~ 多摩川住宅入口信号
- 《分割》 狛江市調布市境界 ~ 小島町3丁目信号
- 《分割》 小島町3丁目 ~ 府中市調布市境界
- 《分割》 府中市調布市境界 ~ 東府中駅北口
- 《考察》
はじめに
4月29日のポタリングで、狛江市と調布市の境界にある二つの「しながわみち」の標識を見ました。
ここではあえて「しながわみち」と、平仮名にします。
その標識とは、「品川道」と「旧品川みち」でしたね。
電柱の両側に、二つの標識が立っていました。
ところで、多摩川の筏道を探して、あっちこっち歩いていると「しながわみち」も歩くことになります。
そんな先日、地図を見ていて気付いたことがありました。
それは、狛江市から調布市、そして府中市までの間に「しながわ」という名前の付く道がいくつもあることです。
そこで、ブロンプトンで走って全体を確認することにしました。
実際に走った日は5月5日でした。
尚、地図は国土地理院ウェッブサイトの「地理院タイル」より記号等を追加して作成しました。
《全体》 「しながわ」の名前が付いた道
次の地図は、狛江市の三叉路近くから東府中駅北口までを走った、GPSの走行軌跡です。
道の名前は、それぞれ色分けしました。
走った距離は10km弱ですが、四つの「しながわみち」がありました。
《分割》 狛江市三叉路 ~ 多摩川住宅入口信号
上の地図の赤丸は写真を撮った場所で、呼び名の違う「しながわみち」が始まるところでもあります。
そこで、赤丸印に、狛江市側から順にABCDEFGHと付けました。
ここからは、AからHまでの場所と、それぞれの写真を示します。
カメラの記号は、写真の撮影方向を示してます。
標識は無いですが、Cは品川通りです。
《分割》 狛江市調布市境界 ~ 小島町3丁目信号
標識は無いですが、Eは品川通りです。
《分割》 小島町3丁目 ~ 府中市調布市境界
《分割》 府中市調布市境界 ~ 東府中駅北口
Hまでが品川街道です。
《結果》
走った区間には、四つの「しながわみち」がありました。
- 府中市には、品川街道がある。
- 調布市には、品川通りと旧品川みちがある。
- 狛江市には、品川道がある。
《考察》
10kmの「しながわみち」
今回走った距離は、10kmもありませんでした。
その短い距離の間には「しながわ」の名前が付く道が、かわるがわる出てきました。
珍しいことだと思います。
大國魂神社と「しながわみち」
府中市には大國魂神社があります。
古くから、大國魂神社では、お祭りのための清めの水を品川湊まで汲みに行きました。
その儀式は、現在でも行われてます。
このように、大國魂神社がある府中市は、古くから品川と関係があるので、道の名前に「しながわ」の名前が付くことは想像できます。
しかし、となりの調布市や狛江市まで「しながわみち」があるのは、なぜでしょうか。
北側の「しながわみち」
その品川までの順路については、大國魂神社の宮司が残した江戸時代後期の日記によると、今回の「しながわみち」よりも北側です。
府中市と調布市と狛江市には、今回走った道よりも北側に、標識のある「しながわみち」はありません。
そうすると、今回走った「しながわみち」は、江戸時代より以前の古い道だったと想像することができますね。
「しながわみち」いろいろ
4月29日のポタリング
大國魂神社 くらやみ祭り
多摩川の筏道