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歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

昭和の町で飲んだら、古い洋風医院は本日も休診 浦安市郷土博物館

浦安という町には、仕事でいままで何度か来てました。

 

そのたびに駅前で人に会って、現場に行ってそのまま帰るという感じでしたね。

 

で、地図をシゲシゲと見ていていたら、浦安にはいろいろと楽しそうな場所もありそうなので、今回は浦安の一部をピックアップします。

 

下の写真は、昭和の浦安の町を再現した場所で、浦安市郷土博物館の中です。

 

タイムスリップはこの橋の向こうです。

橋を渡ると、いきなりタバコ屋さんが出現します。

こんなタバコ屋さんには、おばあちゃんと猫が似合いますね。

路地裏では、係りのおばちゃんがハンマーを振り上げて、竹馬の修理に熱中してました。

 

ここでおばちゃんにいろいろ聞きました。

 

わたし

 「なんで竹の竹馬をつかわないの?」

 

おばちゃん

 「このアルミのでも、かんたんに壊れるんですよ」

 

??

 

どうも、子供と一緒にきたお父さんがこの竹馬に乗って、それで曲がってしまうようですね。

そして、これです。

 

これわかりますかね?

 

わかる人は、60歳以上でしょう。

 

また、手ぬぐいが浦安小学校で、洗濯ばさみが木製になってます。

 

なかなかこだわってますね。

 

その向うには座敷ぼうきも見えますよ。

 

で正解はトイレの手洗いでした。

そしてこの町には、居酒屋さんもありますよ。

 

実際にお酒は出してませんけど、お品書きには「青べかよもやまばなし」とあります。

 

白黒写真・柱時計・日本髪のポスター

 

漁から帰って、ひと風呂浴びたあとは、やっぱりこの店で冷たいビールでしょ。

下の写真のお店にはいったら、こんなシーンが思い浮かびました。

 

ここからは昭和のワンシーン。

 

 居酒屋でちょっと一杯ひっかけた後は、招き猫に引き寄せられて、

 

 この雑貨屋さんで足袋を一足。

 

 真空管式の店のラジオからは、

 

 NHKの「昼のいこい」のイントロ曲が流れ始めてます。

 

 子供の泣き声が奥の座敷から聞こえてきましたよ。

 

 店番のおじいさんは、なかなか戻ってきませんね。

そんな浦安の町には、こんな場所もありました。

 

「青ベカ」のベカ船は有名ですね。

 

この船大工保存会で船の作り方が継承されていくんでしょうね。

 

それにしても、ここのおじさんたちの楽しそうな雰囲気はいいですね。

 

やっぱり男の子は、こういうのが好きです。

で、まったく違った場所に来ました。

 

洋風建築の旧濱野医院です。

 

もらった案内書によると、この旧濱野医院は明治20年の開業で、この建物は昭和4年の建築で、浦安では最初の洋風建築です。

 

内部は和式の和洋折衷でした。

入り口の案内板に「この建物で、診療は行っておりません」というのがいいですね。

 

この雰囲気では、間違えて入ってしまっても無理はないですよ。

そして、私も玄関を開けてみました。

 

下の写真は、玄関を入ってすぐのところです。

 

左のまあるい小窓がいいでしょ。

 

ここから薬がにゅーっと出てくるんですよ。

 

以前は、医院さんで薬も出してましたね。

 

その向こうがお会計の窓口です。

 

ね、今でも使ってますよ、という雰囲気があるでしょ。

 

たまたま管理の男性がいられたので、ここでもいろいろと聞きました。

 

 「平成8年まで、この医院で診療していたんです」

 

 「ドラマの撮影にも、使っていたんですよ」

 

失礼して、薬局の中をのぞかせてもらいました。

 

壁にかかっていたボードには、当時のままのメモが残ってましたよ。

雰囲気は現役バリバリの古い医院さんも、しっかりと本日休診でした。

帰りしな、こんなお店を発見。

 

やき蛤のお店です。

 

あっちこっち走って、すきっ腹のこのとき、この店から蛤を焼いている匂いがしたら、フラフラと店に入ってしまったのは確実でした。

 

○月日:2018年10月21日日曜日

○時間:11時~14時

○場所:千葉県・浦安市

○距離:7Km