今回は、むちゃくちゃ地味なところへ来ました。
JR新橋駅からモノレールっぽい「ゆりかもめ」さんに乗って、テレコムセンター駅で降りましたよ。
でいきなり、事務所ビルの前に立っています。
ビルの前には、このビルの案内掲示の箱があります。
でっかい文字で、海上保安庁?、海の相談室?
いったいなんだ??、と思うのでしょうけど、じつはとなりに書いてあるのが本日の目的地です。
「海洋情報資料館」に来たんですね。 (海洋情報資料館)
そしてこちらがその「海上保安庁 海洋情報資料館」の中に入ったところです。
かなり明るいですね。
場所からイメージする「暗さ」は、ぜんぜんなかったですよ。
この写真の左側の紳士は、説明の係りのかたでして、となりの淑女はお客さんです。
この女性が来る前は、お客さんはわたし一人でしたよ。
この場所は、主に海図関係の資料を展示しています。
海図の他にも、海に関係することがいろいろと展示してありました。
で、下の写真は、イギリスが作成した江戸湾の海図です。
時代的には、ペリー提督が来た後の作成になっていますね。
日本の開国後、イギリスも本格的に日本に来たいので、江戸湾の海図を作ったのでしょうね。
これ、縦寸法が1メートルくらいです。
この地図の横浜の部分を拡大しました。
本牧十二天緑地にあったペリー提督の海図では、横浜のことを「YOKUHAMA」と表記していましたけど、このイギリスの 海図では「YOKOHAMA」と、書いてありますね。
このあたりは、多少進歩したのかな。
「海洋情報資料館」の展示資料から引用
それにしても、かなりジックリと描きこんでありますね。
海岸通りや吉田橋や谷戸橋の位置もしっかりとわかりますね。
「海洋情報資料館」の展示資料から引用
そしてこっち側には、海図関係の機械が展示してあります。
いちばんデッカイのが、これでした。
これを一見すると、なんか家具のなかに、歯車が並んでありますよ。
ね、歯車でしょ。
しかもこの歯車、ほそーい糸でつながっています。
いったいどうなってんでしょうかね。
これはだいぶ前に使っていたもので、海の潮の高低がどうなるか、というのを計算した計算機だったんですね。
つまり、海の潮専用のアナログ式計算機だったんですね。
みなさん、デジタル計算機の前には、アナログ式計算機があったんですよ。
そんな計算機は、お国の技術遺産にも認定されてました。
そしてこの部屋の片隅には、「海図発祥の地」というプレートが、ポツンと無造作に置いてありました。
この何でもないプレートは、この場所の象徴なんですよね。
いろいろと「発祥の地めぐり」をしている私としては、これを見逃すわけにはいきませんでした。
これで、またまた行くところが増えてしまったな。
●記録
月日:2019年10月28日 月曜日
時間:10時~15時
場所:お台場・テレコムセンター
距離:0Km徒歩
●海図の引用元
展示資料を複写、加工してます。
●出典・地図について
このブログに使われいてる地図や空中写真の一部は、国土地理院発行の電子地形図「タイル」、陰影地形図「アナグリフ」、空中写真などを複製し、自転車走行軌跡や記号等を追加して掲載してます。
地理院タイル一覧ページhttps://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html