ブロンプトンで遠足

歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

海図を見るなら、お台場の「海洋情報資料館」で1時間半がよろしいです

今回は、むちゃくちゃ地味なところへ来ました。

 

JR新橋駅からモノレールっぽい「ゆりかもめ」さんに乗って、テレコムセンター駅で降りましたよ。

 

でいきなり、事務所ビルの前に立っています。 

ビルの前には、このビルの案内掲示の箱があります。

 

でっかい文字で、海上保安庁?、海の相談室?

 

いったいなんだ??、と思うのでしょうけど、じつはとなりに書いてあるのが本日の目的地です。

 

「海洋情報資料館」に来たんですね。 (海洋情報資料館

そしてこちらがその「海上保安庁 海洋情報資料館」の中に入ったところです。

 

かなり明るいですね。

 

場所からイメージする「暗さ」は、ぜんぜんなかったですよ。 

 

この写真の左側の紳士は、説明の係りのかたでして、となりの淑女はお客さんです。

 

この女性が来る前は、お客さんはわたし一人でしたよ。

この場所は、主に海図関係の資料を展示しています。

 

海図の他にも、海に関係することがいろいろと展示してありました。 

 

で、下の写真は、イギリスが作成した江戸湾の海図です。

 

時代的には、ペリー提督が来た後の作成になっていますね。

 

日本の開国後、イギリスも本格的に日本に来たいので、江戸湾の海図を作ったのでしょうね。

 

これ、縦寸法が1メートルくらいです。

 

この地図の横浜の部分を拡大しました。

 

本牧十二天緑地にあったペリー提督の海図では、横浜のことを「YOKUHAMA」と表記していましたけど、このイギリスの 海図では「YOKOHAMA」と、書いてありますね。

 

このあたりは、多少進歩したのかな。

「海洋情報資料館」の展示資料から引用

海洋情報資料館|海上保安庁 海洋情報部

それにしても、かなりジックリと描きこんでありますね。

 

海岸通りや吉田橋や谷戸橋の位置もしっかりとわかりますね。

「海洋情報資料館」の展示資料から引用

海洋情報資料館|海上保安庁 海洋情報部

そしてこっち側には、海図関係の機械が展示してあります。 

いちばんデッカイのが、これでした。

 

これを一見すると、なんか家具のなかに、歯車が並んでありますよ。 

ね、歯車でしょ。

 

しかもこの歯車、ほそーい糸でつながっています。

 

いったいどうなってんでしょうかね。 

これはだいぶ前に使っていたもので、海の潮の高低がどうなるか、というのを計算した計算機だったんですね。

 

つまり、海の潮専用のアナログ式計算機だったんですね。

 

みなさん、デジタル計算機の前には、アナログ式計算機があったんですよ。 

そんな計算機は、お国の技術遺産にも認定されてました。 

そしてこの部屋の片隅には、「海図発祥の地」というプレートが、ポツンと無造作に置いてありました。

 

この何でもないプレートは、この場所の象徴なんですよね。

 

いろいろと「発祥の地めぐり」をしている私としては、これを見逃すわけにはいきませんでした。

 

これで、またまた行くところが増えてしまったな。

 



 

●記録

月日:2019年10月28日 月曜日

時間:10時~15時

場所:お台場・テレコムセンター

距離:0Km徒歩

 

●海図の引用元

展示資料を複写、加工してます。

海洋情報資料館|海上保安庁 海洋情報部 

  

●出典・地図について
このブログに使われいてる地図や空中写真の一部は、国土地理院発行の電子地形図「タイル」、陰影地形図「アナグリフ」、空中写真などを複製し、自転車走行軌跡や記号等を追加して掲載してます。
地理院タイル一覧ページhttps://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html