今日は黄色い砂が飛んでくるよーって、ニュースが大声で言っていたのに、だいぶ前から屋外にいます。
そしてここは羽田空港の近くです。
わたしの前には、大きな鳥居が見えていますね。
ハイ、ここは羽田空港近くの駅、京急の天空橋駅に近い弁天橋の上でした。
それで、なんでここに来たのかというと、橋の欄干に取り付けてあるプレートを見に来たんですよ。
つぎがその現場写真です。
ところで、だいぶ古い話ですけど、ここ羽田では海苔が採れていました。
羽田の海苔はたいへん有名だったそうです。
その海苔を海から取って製品にするまでの工程を、だれでも見れるプレートにしたものが、この橋に取り付けてあるんですよ。
さて、わたしは、相も変わらず「多摩川の筏道」のことをいろいろ探っています。
そしていろいろな資料を読んでいると、筏の上に “ ヒビ ” を乗せて運んだ、という一文がありました。
エ?、「ヒビ」って何?
でしょ、なりますよね。
その「ヒビ」というのが、次の写真です。
ということで、本日のお題は
海苔の養殖に使った「ヒビ」が何かを見るのと、ついでに海苔の制作工程をお勉強しよう、という企画です。
つぎからの写真は、ここ弁天橋にある、昔の海苔づくりのプレートです。
では、見ていきましょう。
なーるほど、こういうのが「ヒビ」というんですね。
これだけ見ると、どこにでもある木の枝、ということなのかな。
そして資料によると、この枝を筏に乗せて運んだ、というのですが・・
ウーン、筏に乗せて運んでいる間に、ボキボキと折れてしまうような気がするんですけどね。
別の資料には、ヒビは問屋さんから買った、とありました。
では、問屋さんはどこから仕入れたのかな?
ホーラ、だいぶ小学生の頭の中になってきましたよ。
そんな空っぽの頭でウロウロ考えているおじさんは放っておいて、ここからは海苔を作る順番を見ていくことにします。
つぎは拡大したものです。
枝の細かいところまで表現してあって、ナカナカ手の込んだプレートでしょ。
この人は女性でしょうか、この雰囲気がいいですね。
どうですか、表情までわかりますよ。
そんな楽しいプレートがある弁天橋は、海老取川に掛かっています。
つぎの写真で見るように、この海老取川は多摩川の河口になるこちら側と、2km向こうの大森の海辺とを結ぶ運河の役目もしています。
その昔、羽田で海苔がたくさん採れたころは、この運河の上にも、海苔をいっぱい乗せた小舟が行ったり来たりしていたのでしょう。
今は、当時を記録したプレートが残っているだけでした。
●記録
月日:2023年4月13日 木曜日
時間:12時
場所:羽田・弁天橋
距離:徒歩
羽田のいろいろ