ブロンプトンで遠足

歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

府中の浅間山から品川沖が見えたのか

ハイ、ここは府中市にある浅間山公園(せんげんやまこうえん)の入口です。

ここまではいくらかの坂道で、ブロンプトン君を押しながら、やっとこさ到着しました。

でもって、いつものように、フムフムと案内を全部読みますよ。

なるほど、ここには山が三つあるんですね。

で、わたしはというと、浅間神社がある山を目指すのです。

そして、かなりウロウロしながら、ここまで来ました。

浅間山の途中の女坂登り口です。

次はここまでの経過報告です。

で、まだ山の下の道路脇でウロウロしているときです。

見ると、公園でちびっ子とブランコに乗っているお母さんを発見。

すかさず道を聞きましたよ。

 わたし・・・あのー、この山の頂上まで自転車で行けますか?

 お母さん・・自転車ですか。行けないことはないけど、ぜんぶ階段ですよ。

 わたし・・・階段か、ガックシ。とほほ・・

 

・・しばらく考えましたね。

とにかく、道路脇には自転車を留めておく場所がないのです。

それに、小さいブロンプトンは簡単に盗られてしまいます。

ならば、やってみようということになって、ブロンプトン君を押したり引いたりして、山の途中の女坂の下まで来ました。

でも、この階段どうしょうかな?

それでも、なんとか登りましたよ。

たぶん、この浅間山に自転車で登ったアホは、わたしだけでしょうね。

アー、疲れた。

そして、ブロンプトン君の向こうに見えるのが浅間神社です。

汗をふきふき、フト見たら、なんと三角点がありました。

しっかり国土地理院と読めますよ。

そして、三角点の横には浅間山の標識がありました。

標高79.6mです。

この浅間山は、ご近所さんの散歩コースになってるようで、犬連れの人がチラホラ見えます。

散歩コースと言っても、ほとんど登り下りの階段ですよ。

なので、自転車では無理ですね。(でもここに一人いました)

それで、なんでここに来たのかというと。

別サイトの「多摩川の筏道」のことで、いろいろ探っていると「品川道」がいくつもの資料に出てきます。

「品川道は筏道だった」という内容です。

そして「品川道」について調べていたら、ある資料にこうありました。

「浅間山から品川沖の白帆が見えた」

 

この一言は、非常に重い内容だと思いましたよ。

というのも、品川道を探すのに、資料からだけでなく、地形から探す方法を探っているからです。

 

で、ほんとうに「品川沖まで見えた」のかなと思って、ブロンプトン君と来たわけです。

次は、コンパスを使って品川方向を見ているところです。

どうですか、こんな感じで、まったく見えませんね。

そもそも、江戸時代以前に、この林はあったのでしょうか。

こうして見ると、植林した林のようですね。

ということは、この浅間山の林について調べる必要がありそうです。

謎は深まるばかり・・・

そして、国土地理院の地図を使って、わかりやすい断面図を作りました。

こうして見るとイメージが湧きます。

地図上の直線距離で24kmです。

断面図でわかるように、浅間山の頂上から品川までの間に遮るものはありません。

資料にある「浅間山から品川沖の白帆が見えた」というのは、江戸時代の話です。

当時は、排気ガスで風景が霞んでいたこともないです。

晴れた日には、すっきり見通せることがあったはずです。

次の図は、浅間山周辺の陰影起伏図です。

段丘の上に、だれかが作ったように出っ張りになっていますね。

こうして見ると、浅間山の周辺に高い山はありません。

それにしても、不思議なくらいポツンとありますね。

ブロンプトンで山越えしました

別サイト「多摩川の筏道」更新中

●記録

月日:2024年4月2日 火曜日

時間:9~14

場所:府中市浅間山

距離:28km