ハイ、ここはJR青梅線の東中神駅です。
初めて来ました。
こうして見ると、なかなかシャレた造りの駅舎ですね。
それで本日は、多摩川の岸にある「築地の渡し場跡」を見に行きます。
この「築地」は、ツキジではなくて「ついじ」です。
でもどうしても、ツキジと読んでしまいますね。
ではトコトコ歩いて行きましょう。
さてここは昭島市でして、昭島クジラの化石が出たところです。
以前に昭島資料館で天井からぶらさがっている、でっかいクジラの骨を見ましたね。
ということで、駅前にはこんなオブジェがありました。
親子のクジラでしょうか。
そして、くじらロードの前を通過します。
駅前の街灯もクジラでした。
そして陸橋の上にもクジラです。
こっちにはクジラではなくて、イルカがいますよ。
(イルカもいるか)
トコトコ、駅からほぼまっすくに歩いて、多摩川の岸辺に到着しました。
ありましたよ。
多摩川の土手の上にありました。
それでは、正しい位置に正しく立って、一枚写真をとりましょう。
そうしないと、昭島市教育委員会さんから「なめんなよ」と言われます。
そしてこの案内を、ウヤウヤしく仰ぎ見るようにして、もう一枚パチリ。
ン?、なんか右端にシールのようなものが貼ってありますよ。
なんだこれと思って、デジカメでズームインしました。
そしたら「歴史の散歩道」というタイトルがあるではないですか。
フムフムそーかそーかと、じっくり見ました。
それで、この写真のあっちの方向が、築地の渡しの向こう岸です。
このあたりは、今でも川幅が広いですね。
江戸時代は、川幅いっぱいまで多摩川の流れだったのでしょう。
そして、なんでこの場所に来たのかというと、別サイトの「多摩川の筏道」の件でした。
というのも、江戸時代、奥多摩では炭を焼いていました。
焼かれた炭は、人の背に担いだり馬に乗せたりして「築地」まで運んだ、という資料がありました。
資料には「築地村」とだけありましたけど、わたしの想像では、その場所は、この築地の渡し場だったのではないのか、と思ったのです。
その資料の一部を引用します。
築地村まで馬ではこび、多摩川を筏にのせて六郷八幡塚まで運び下げている
《引用文献》昭島市,昭島市デジタルアーカイブズ,C筏乗りと上荷,2024年3月14日
普通に考えて、筏を留めておくのに都合のいい場所は、流れが緩やかな渡し場の近くでしょう。
ということで、資料にある「築地」を見に来たのでした。
昭島くじらの骨はでっかい
多摩川の筏道
多摩で作った炭は評判が良かった
多摩川の筏道
世田谷区の野毛には炭を陸揚げした場所がありました
●記録
月日:2024年4月7日 日曜日
時間:10~15時
場所:昭島市
距離:徒歩