突然ですけど、横浜市の根岸に飛行場があったってこと、知ってました?
わたしがいる場所は、名前もそのまんまで「根岸飛行場跡」です。
かなりの飛行機オタクさんなら、知っていたかも。
場所はいうと、こんな感じです。
小さな案内板だけが、ポツンと置かれてます。
これでは近所のおばちゃんも気がつかないな。
ということは、この道は元の滑走路?
汗をふきふき、かってに想像してます。
そんな案内板には、こんな絵がありますよ。
かなり大きな飛行艇ですね。
この飛行艇は、ここ根岸飛行場から、南の島々へ飛んで行ったようです。
大きな飛行艇が飛び立つ姿を想像しながら、ワツセワッセと走って、ふと見ると、バス停の下町にいました。
これはシタマチとは読みません。
シモチョウです。
そんな下町バス停の近くに来ました。
なんか漢字ばかりが並んだ表札ですね。
『磯子区』は右から書いてありますよ。
そして向こうには、なんとなくいい感じの建物も見えます。
この場所は、根岸なつかし公園。
名前からして、なんとなく意味ありげですね。
なつかしの意味は、ここ、旧柳下邸がある場所でした。
柳下家は、明治から大正にかけての大きな商人でした。
そしてこの建物は、横浜市の文化財になってます。
根岸なつかし公園・旧柳下邸
見てのとおり、この建物、和風と洋風が混ざってますね。
まったくの洋風建築ではなくて、このゴチャゴチャ感が楽しいです。
こっちは、和風の建屋のほうです。
ところでこの写真ですけど、手前の花の色が飛んで、全体に白っぽくなってしまいました。
ムヅカシイなー。
洋館の屋根には、明りとりのドーマー窓もしっかりとあります。
屋根の瓦はフランス瓦だそうです。
どうですこの手すり、個人の家でこれだけするんですかね、手が込んでますね。
このあと、部屋の中もじっくりと見ました。
写真もいろいろと撮ったんですけど、帰りに受付をのぞいたら、1枚の案内があって、「写真撮影の場合は受付まで」とありました。
あれー撮っちゃった。
ということで、内部の写真はこのブログには載せません。
わたし的には、お風呂と脱衣室がよく出来てましたね。
どう見ても高級旅館の作り方です。
そして、客用便所の廊下は、檜の一枚板です。
マイリマシタ。
たっぷりと「なつかし感」に浸ったあと、帰り道はここに寄りました。
関内駅近くの吉田橋です。
ご存知、関内と関外の関所跡ですね。
むかしむかしの横浜村・・開港・・関内と関外を分けた関所・・・
だいぶ時間が過ぎての旧柳下邸。
negishi/
○月日・2016年10月2日日曜日
○時間・10時~14時
○場所・京急・上岡山駅→根岸→馬車道駅
○距離・12km