多摩川という名前は有名ですから、だれでも知ってますね。
その多摩川の横を、チョロチョロと流れている川もありますよ。
丸子川(まるこがわ)です。
あまりにも小さい川なので、ご近所さんしか知らないでしょうね。
きょうは、この丸子川に沿って、ときどき寄道をして走りますよ。
緑いっぱいで、東京のなかにいるって感じはしないでしょ。
右側が車道で、クルマはかなり走ってます。
車道が狭いので、自転車はギリギリ。
なので、この場合は、歩道をのんびりと走りますよ。
走っているよりも、押して歩いているほうが多いかも。
子供は、動きが予測不可能なので、小さい子供が来たら、ストップですね。
で、ここは木製の歩道です。
手すりも木で、いろいろと凝って作ってあります。
そして寄道の一つ目に来ました。
なにやら電車の車両らしき絵がありますね。
ハイ、しっかりと車両でした。
しかも雰囲気はレトロ。
そして、このガードは、よく見ると電車の軌道ですよ。
これがほんとの、ガードレール。
そんなガードレールがある場所は、このコンビニの前だけです。
コンビニの横には、こんな標識がありました。
「砧線跡歩道」とあります。
そうなんです、この歩道は、玉川電気鉄道(1907年開通)の砧支線の跡地だったんですね。
ここを、ちっちゃい電車が、トコトコ走ってたんですね。
で、よく見ると、歩道の上の石の並びが、右と左側に縦になっているところがありました。
鉄ッちゃんは、これを見てピンときました。
この縦の石の間の長さを測ってみたい、あーっ測りたい、どーしても。
でもメジャーが無いぞ。
キョロキョロ。
あっ、コンビニがあるではないですか。
すぐさま店内へGO。
なんと、メジャーがたった一つ残ってました。
このメジャーは、このときのために残ってたんですね(おおげさ)
そして、さっそく測量です。(これもおおげさ)
ママチャリのおかあさんが、脇を走ってます。
おねえさんも、子供も走ってます。
でも、そんなことは、目に入りません。
測量隊は、しっかりと恥ずかしげもなく、もくもくと作業をしました。
発表します。
測量の結果です。
左右の縦になっている石の、芯の間の長さは、130センチ少々。
ミリと言うと、1300ミリ少々ということですね。
そして帰ってから、WEBで調べましたよ。
玉電は、大正9年に、軌道の間を1372ミリにしたそうです。
今回の測量は、突発なため誤差は省略します。(意味不明)
ということで、縦になっている石は、当時の軌道の場所を表したものだったんですね。
(たぶん)
アーッ、すっきりした。
そんな歩道の近くには、記念の石象があります。
そして、マンホールの蓋も、やっぱり玉電ですね。
石像とマンホールの位置関係は、こんな感じ。
写真の左奥に、軌道跡の石がありますよ。
だいぶ丸子川から外れてしまいましたね。
でも、これがいいんですよ。
ポタリングは、これがメインです。
で、また丸子川に沿って走ってますと。
こんな橋に到着です。
なーるほど、大山みちとありますね。
ということは、この道は、昔の大山道だったんですね。
大山道というのは、江戸時代、赤坂から伊勢原市の大山神社まで、お参りに歩く道なんですね。
じつは、以前に、ポタのルートで、この大山道を赤坂から走りたいと計画をしたことがあります。
まだ走ってはないですけど、こんなたのしい絵を見ると、ウズウズしてきますね。
そのたのしい絵がある橋は、治大夫橋。
その橋がかかっている堀は、次大夫掘。
で、なんで一つの名前にしないんだろう?
小泉次大夫さんについては、だいぶ前ですけど、2015年11月29日に、次大夫掘公園で、世田谷の酒屋さんの展示会を見に行ってます。
昔々の、地元の名士さんですね。
次大夫掘からさらに走ってます。
この日も、丸子川はのーんびり流れてました。
○月日:2017年9月10日 日曜日
○時間:10時~15時
○場所:世田谷区内
○距離:31Km
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