今回も、地味ーなテーマです。
六郷用水の件で見ていた古い地図に、オヤッ?、と思えるところがありました。
それが次の地図です。
よく見ると、南武線から多摩川へニョロニョロっと、線路がのびていますよ。
で、調べたら、この線路は宿河原駅からの枝線でした。
資料によると、もうだーいぶ前の話ですけど、多摩川の河川敷では小石や砂利を採取していまして、とれた砂利をこの枝線の貨物車両に乗せて、ワッセワッセと川崎へ運んでいたそうです。
で、ここでノー天気おじさんの軽い頭がフル回転しました。
ならば、今はどーなってんのかな?
これは行くしかないよなー、ということになったんですね。
で、結論から言いますと、つぎの絵のようになりました。
いまでは、ふつうの県道になってましたよ。
でも、当時の枝線のカーブは、ほぼそのまんま、まーるくなってました。
そして、この道を往復しましたね。
当時の線路の残骸はないかなと、自転車を押しながら、きょろきょろして歩きました。
たぶん、知らない人が見たら、ほぼアブナイおじさんでしたね。
で、ここが南武線の宿河原駅の北口を出たところです。
このときはお昼時で、駅前にはだーれもいません。
では、この道なりにいきますよ。
ネ、道の向こうが右側に曲がっているのがわかりますよね。
(ここで、なんだかワクワクしてきたなー)
その最初の曲がりを曲がったところが、下の写真です。
どうですか、さらに向こうが右に曲がってますね。
(あたりまえだけど、なんとなくうれしくなった)
そして、信号を横断します。
やっとこさのここが、終点です。
県道に突き当たりました。
当時はこの土手が無くて、線路がそのまんま多摩川まで延びていたんですね。
ここまで、目を皿のようにして道路のはじっこを見てきたんですけど、なーんにもありませんでした。
線路の残骸らしきものは無かったです。
そんなことでは弱気になれませんね。
ノー天気おじさんは、いま歩いたのと反対側を、駅に向かって歩き始めましたよ。
下の写真は、さっきとは逆に、道路が左側へ曲がっていますね。
(いやーっ、たのしいぞ)
で、アッという間に宿河原駅の北口、さっき出発した場所へ戻りました。
目の前にはドーンと、エレベーターの建物が立ってます。
で、エレベーターの基礎のところにあった銘板をシゲシゲと眺めています。
なーるほど、2013年にできたのね。
比較的あたらしいですね。
ここで、軽い頭がピカッとひらめきましたね。
このエレベーターは、枝線のルートの上にできたんじゃないのかな?
その証拠に、さっき歩いてきたコースのそのまんまの先が、このエレベーターですからね。
つぎの写真は、エレベーターの後ろ側のようすです。
このフェンスのずーっと先が、びみょーに左へ曲がっている具合が、枝線のコースと、どんぴしゃりっていう感じがしますよね。
(ぜったいに、そうだ)
本日は頭を使いすぎたので、 多摩川沿いにある喫茶店に入って、辛くないカレーを注文しました。
カレーができまでの、ワンショットです。
○月日:2020年1月24日 金曜日
○時間:11時30分~15時
○場所:宿河原駅周辺
○距離:13Km