となり町の公園に来ました。
ここは小さな公園です。
そんなちいさな公園には、あんまり似合わない街灯がありました。
じつはこの街灯、このすぐ近くの「多摩水道橋」の親柱だったんです。
初代のものです。
現役を引退して、いまでは小さな公園でご休憩中でした。
ガッシリした親柱ですね。
まだまだイケルんじゃないかな。
ネ、「多摩水道橋」って銘板があります。
ところで、この多摩水道橋は世田谷通りにもつながっていて、それは旧津久井街道でもあります。
旧津久井街道ということは、起点は三軒茶屋です。
なので、この漢字の銘板がある方の親柱は、江戸側、いまの東京都の和泉多摩川側にあったものですね。
なぜかというと、橋の銘板は付け方にルールがあります。
橋の名前を「漢字」で書いた橋名板は、道路の起点側から見て、左の親柱に付けることなっています。
「ひらがな」の銘板は、終点側から見て、右の親柱に付けることになっています。
でこっち側の親柱は「ひらがな」の銘板ですから、終点側、つまり登戸側にあった親柱ですね。
二つの親柱のとなりの片隅にひっそりと、この親柱の説明がありました。
よく読むと、この親柱が現役だった旧多摩水道橋は、平成4年に「かながわの橋100選」に入っていたそうです。
ふーん、そんなに有名な橋だったんだとシゲシゲ見ていたら、最近になって点検をしていますね。
ということは、この親柱の街灯は夜になると点灯するのか?
これは確認の必要がありますよ。
そんな「旧多摩水道橋」の親柱さんが休んでいるところからは、「現役の多摩水道橋」さんの街灯がすこーしだけ見えました。
○月日:2020年7月11日 土曜日
○時間:13時~14時
○場所:旧多摩水道橋の休憩場所
○距離:5Km
◆関連の記事
初代の多摩水道橋の碑
多摩水道橋ができる前の時代のお話です