前回の「伊能忠敬が歩いた横浜を行く」は、谷戸坂から本牧十二天緑地まで歩きました。
坂道ばかりで、なかなかの高さがあるコースでしたね。
で今回は、保土ヶ谷から伊勢佐木町の吉田橋まで歩きます。
どうしてこういうコースにしたのか、というと。
このコースにしたのは、本牧十二天緑地にあった伊能忠敬の絵図を見て、保土ヶ谷という文字が目に飛び込んできたからです。
それにいぜん見た、横浜市西区のホームページにある「保土ヶ谷道」のルートが頭の片隅にあって、その二つがピッタリ合致したんですよ。
こういう遊ぶことにだけ、わたしの単細胞頭はフル回転します。
ということで、つぎは本牧十二天緑地にあった伊能忠敬の絵図です。
つぎの絵は、伊能忠敬の絵図から今回わたしが歩いたコースにあたると思われる範囲を、拡大しました。
- 「ここから」というのは、旧東海道と保土ヶ谷道の合流地点です。
- 「この線」は伊能忠敬が歩いたルートですね。
- 「この辺り」は、その後吉田橋ができると思われる場所です。
では、歩きポタの、はじまり始まりー
つぎの写真の場所は、保土ヶ谷区岩間町2丁目の大門通りの信号です。
大きな通りは旧東海道です。
わたしが立っているところが、上の絵図の「ここから」の場所ですよ。
そしてここは「保土ヶ谷道」への入口です。
信号から歩いてきて、大門橋を渡りますよ。
大門橋を過ぎて、そこそこ歩いたらこんなところに到着です。
グリーンロード藤棚
この道幅からすると、門の造がずいぶん立派ですね。
それに右側に何やらあります。
オオ、保土ヶ谷道と書かれた立派な案内柱があります。
この通りにはいろいろな商店街が並んでいるんですね。
こういうところ、好きですねー
立派なゲートをくぐってきました。
町内の掲示板も、当然のようにチェックしましょう。
フムフム、本日も異常なし。
イヤー、細い道が続いてますね。
商店街はまだ先かな。
今日は天気がいいから、アチーです。
それでもウロウロ歩いていたら、いいもの発見。
保土ヶ谷道の路上プレートです。
もう少し歩いたら、でっかいプレート発見。
ここまでくると、商店街が続いてます。
商店街を右見たり左見たり、キョロキョロしすぎて、写真を撮るのを忘れてました。
でかなり歩いたら、どこかで見たことがあるものが。
この案内板は以前に自転車で行った、野毛山配水池にありましたね。
イギリス人のパーマーさんの銅像の近くにありました。
でも、なんでここに水道みちの説明があるのかな?
その案内板の後ろから撮ってます。
なんとも面白い絵になってます。
交番の細いこと。
そして右側を見たら・・・
水道道っていう標識がありましたよ。
なるほど、そうか。
この道は、あのイギリス人のパーマーさんがつくった「水道みち」だったんですね。
その水道道を正面から撮ってます。
かなりの直線が続いてます。
当時はこんなに建物がないから、好きなだけ水道管をまっすぐに引けたんでしょうね。
いぜんに行った「荒玉水道道路」も、かなりの直線道路でした。
つぎの写真は、いま歩いてきた商店街を振り返って見てます 。
ちいさいお店がいろいろあって、見ていて飽きないですよ。
おもちゃ箱に入った雰囲気ですね。
その藤棚商店街の五差路の脇には、横浜銀行藤棚支店があります。
支店の前の歩道がこんなでした。
支店の出入り口の前が、藤棚になってます。
花の時期は見事でしょうね。
藤棚の由来を読んで、フト見たら、道路の反対側にも藤棚がありますよ。
では行ってみましょう。
こちらは薬屋さんの前にありました。
こうして見ても、よく手入れができているようですね。
きれいな藤の花を見させてもらったら、ふじだな1番街の商店街に入りますよ。
ここでも、あっちこっちキョロキョロ、写真はお休みです。
商店街を抜けたところは、伊勢町です。
バス停さんも「ここは伊勢町だかんね」って言ってますよ。
このバス停からはずーっと上り坂。
ワッセワッセとやっとこさ着いたのは、いぜんにも来たところ。
「伊勢山皇大神宮」の交差点に到着です。
「よこはま道」を歩いたとき、ここにも寄りましたね。
この案内柱、覚えてますか。
そして足元には、やっぱりプレートがあります。
青いプレートは、よこはま道。
緑のプレートは、保土ヶ谷道。
この交差点からは、よこはま道を行きますよ。
下り坂なので、足はスタスタ進みます。
坂の途中の「バス停 野毛坂」まで来ました。
そして野毛坂下の信号を左へ行って、野毛の町へ。
都橋です。
都橋はその前の名前を、野毛橋っていいました。
ハイ、伊勢佐木町の入口前に到着です。
ここが最初に書いた「この辺り」の場所です。
いつもは、この吉田橋の上で写真にするんですけど、きょうは橋の手前で終了です。
それはなぜかというと。
伊能忠敬の絵図をよく見ると、測量隊は吉田橋を渡っていません。
この当時、太田屋新田はまだ開拓されてませんから、吉田橋もなかったんです。
ということで、つぎのコースは、吉田橋の手前のいま立っている場所からの開始になります。
●記録
月日:2021年4月7日 水曜日
時間:10時~13時
場所:横浜市中区のあちこち
距離:徒歩5Km
●関連したもの
前回の「伊能忠敬が歩いた横浜を行く」
直線がつづく「荒玉水道道路」
●出典・地図について
このブログに使われいてる地図や空中写真の一部は、国土地理院発行の電子地形図「タイル」、陰影地形図「アナグリフ」、空中写真などを複製し、自転車走行軌跡や記号等を追加して掲載してます。
地理院タイル一覧ページhttps://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html