世田谷区の用賀駅から少し離れたところに来ました。
目の前には「いらかみち」っていう道標みたいな石柱が立ってます。
なんで「いらか」なのかというと、家の屋根につかう瓦を使って散歩道をデザインしてあるから「いらかみち」というそうです。
ではでは「いらかみち」の探検開始。
「いらかみち」は、こんなかんじです。
住宅地のど真ん中にある普通の散歩道っていう雰囲気ですけど。
「瓦をいっぱい使ってます」っていうデザインはないですね。
そしてこの小石の帯は、小川に見立ててあるのでしょうね。
夏だったら、この小石の小川には、水遊びのちびっ子でワイワイです。
よく見ると、小川の一部に瓦が使われているようでした。
ここまで自転車はずっと押していますよ。
こういう場所は、アブナイですからね。
そしてしばらく歩いて、交差点の反対側に来ました。
この先も「いらかみち」が続いているようなので、行ってみましょう。
この近くには世田谷美術館があるので、絶賛開催中の案内が、シャレタ掲示版に張ってありました。
いままで、あっちこっちの町内の掲示版を見てきた町内掲示版評論家としては、この掲示版が一番カッコイイですね。
さすがわ用賀。
そしてこの散歩道には長いベンチがあります。
コンクリートそのまんまだから、おばあちゃんも、永い時間は座ってられないね。
そのベンチにはこんなワンポイントがあります。
和風の波模様ですね。
ところどころにありますよ。
どうも、瓦そのものをはめ込んでいるようでした。
この散歩道の端っこには、タヌキさんが道案内してくれてます。
タヌキさんが手のような指をさしている、世田谷美術館の方向に行きましょう。
世田谷美術館が近づくと、散歩道にはいろいろなオブジェが出現しました。
まずは、この二つ並んだ椅子。
ウーム・・でもね夜見たら、墓石っぽく見えてしまう、と思ったのはわたしだけでしょうか。
そして出ました!トマソンの階段です。
トマソンはだーいぶ古い時代に流行りましたね。
初めて聞いた人には、トマソンていうのは、無用の長物的な物のことを言いますよ。
ね、この階段、どう使うの?
トマソンの階段の隣にあるのがこちら。
ウーン、この長椅子と壁の関係は・・
やっぱし、芸術はバクハツだー
バクハツしている作品を見て、頭がクラクラしたら、こちらのベンチで休憩しましょう。
でもなかなか落ち着かないと思いますよ。
なにしろ、横で青い鬼瓦さんが、じーっと見てますからね。
青い鬼瓦さんの近くには、赤い鬼瓦さんが、町内の掲示版を守っていました。
ここに新しいお知らせが張られたら、町内の人は必ず見なければいけません。
見ないと、赤い鬼瓦さんに怒られます。
赤や青の鬼瓦さんたちが、町内の平和を守っている用賀の「いらかみち」は、ここで終点です。
出入り口にも、鉛色に輝く鬼瓦さんが、ウリャーっていう顔で鎮座してました。
でも鬼瓦さんのすぐ後ろには、なぜかこのお方が立っていました。
よく見ると、ウクレレを弾いてますよ。
おだやかなウクレレの女性と鬼瓦さん。
トマソンの階段とステキなベンチ。
いやーなんとも、用賀の「いらかみち」は、芸術がバクハツしてました。
●記録
月日:2021年9月16日 木曜日
時間:10時30分~15時
場所:用賀駅近く「いらかみち」
距離:22Km(全体で時速5km)
●等々力の街にもトマソンがありました
●沖縄名護市の役所は全部が芸術してます
●平戸ザビエル記念教会はピカイチ