ブロンプトンで遠足

歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

川崎宿名物「奈良茶飯」は、履いているワラジを忘れるくらい美味し『江戸名所図会』

気温が下がって、外歩きができるようになりました。

たまたま今日だけかな。

 

そして只今は、JR川崎駅の南口から歩いて10分ほどのところにいます。

ここは旧東海道です。

 

この通りをフラフラと歩いていたら、いいもの発見です。

コンクリートの壁に張り付いた、素敵な絵がありますよ。

では真正面からの一枚。

東海道五十三次 川崎」 歌川広重、とありました。

じつはこの絵、JR川崎駅の構内にもありますよ。

ではここで、ズームインします。

舟に乗っている男性の表情を見てくださいな。

お姿は、どちらかの商人さんですかね。

キセルを持って、ゆったりした顔つきです。

商売がうまくいっての帰り道の舟なんでしょう。

その舟の船頭さんです。

向こう岸が近くなってきて、流されかけている舟を、竿におもいっきり力を入れて、ふんばってますよ。

雰囲気が出てますね。

そして六郷橋の近くまで来ました。

旧東海道の石柱が立派です。

その道路反対側には、熱烈歓迎の案内があります。

そしてマンション前にも観光案内の看板があります。

絵の右上には、こう書いてあります。

 河崎万年屋

 奈良茶飯

この場所には川崎宿で有名だった「万年屋」さんがあったんですね。

どうですかこの絵、名物の奈良茶飯を食べにきたお客さんで、いっぱいです。

そしてこの絵も、ズームインします。

なんとも大繁盛です。

給仕をしている女性たちの、忙しい動きが伝わってきますよ。

さらにアップしますよ。

手前の三人さんの、左側の男性を見てください。

ワラジを履いたまま、奈良茶飯を食べているようです

 

その男性の後ろに立っているお方に注目です。

刀を二本さしているから、お侍さんでしょうかね。

指をさして、だれかに指示をしているようですけど、このお侍さんもワラジを履いていますよ

 

こうして見ると、奈良茶飯は、履いているワラジを忘れるくらい美味しい、ということですね。

 

●記録

月日:2022年9月3日 土曜日

時間:10時~13時

場所:川崎・旧東海道

距離:徒歩