ブロンプトンで遠足

歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

記念碑は3m・多摩川スピードウェイの観客席

昨日の20日のことです。

この日は中原の桃の木を見る前に、ここにいました

ここは東急電鉄多摩川線の多摩川駅近く、丸子橋の川崎側です。

 

そして、わたしの目の前にプレートがあります。

じつは、このプレートを見に来たんです。

 

というのも、この周辺は、だいぶ前からおおきな護岸工事をしていました。

そして、ここにプレートがあることは、工事が始まる前から知っていました。

 

工事中ときどき自転車で通りかかり、工事が終わったら、このプレートはどうなってしまうのか心配だったんです。

 

今日来て見て、残っていて安心しました。

何のプレートですか、という質問が出そうですね。

このプレートはですね、多摩川スピードウェイの記念プレートです。

だいぶ古い時代、多摩川で自動車レースをしていたことがあったんです。

 

このレースには、あの本田宗一郎も出たというから、かなり本格的なレースだったのでしょう。

残念ですけど、多摩川スピードウェイの細かなことは別のサイトに譲ります。

そして、ここからが本題です。

 

このプレートの右半分の ” 観客席について ” のところを読みました。

そのなかに、次の内容がありましたので引用します。

 

2021年に治水対策に伴う堤防強化工事により観客席は取り壊され、3席分のみをここに移設しています

 

エエーッ、”ここに移設しています” って、どれ?

観客席はどこに?

周りをキョロキョロ、後ろをウロウロ。

 

そしてわかりました。

よーく見てください。

 

このプレートの周りです。

周りのコンクリートが、当時の観客席なんですよ。

 

これでガッテンです。

観客席がどこか分かったら、工事が始まる前に、ここに来たときのことが空っぽの頭に浮かんできました。

 

そういえば、観客席にはあちこちに穴が開いていたんです。

たぶん、手スリを固定するための穴だったと思いますけどね。

 

そしてありましたよ。

つぎの写真は観客席の左端です。

どうですか。

そして、右側と左側の穴の距離を測りました。

約300センチです。

 

次の写真は右側です。

説明では3席分とあったので、一人分の席は100センチだったのですね。

 

これで、ますますガッテン。

写真を撮って帰ってきて、古いブログ記事を探しました。

ブログはデジタル日記ですから検索が簡単です。

つぎからの写真は2017年5月21日のブログからです。

 


 

2017年5月21日、この日も快晴でした。

多摩川のグランドでは、サッカー少年が走り回っています。

写真のように、テントを出しての飲み食いもよかったのです。

そしてスタンドの姿です。

階段のようになっている観客席。

たぶん真ん中のダンダンは、ほんとうの階段なのでしょう。

よく見ると、観客席にはポツポツと穴がありますね。

これが記念のプレートにも残っているんですよ。

そして今回の堤防工事では、この観客席の一部、300センチを記念として残したのでした。

 

●記録

月日:2023年3月20日 月曜日

時間:11時ころ

場所:多摩川丸子橋の川崎側

距離:徒歩

 

多摩川スピードウェイの観客席があったころのポタリング