ここは多摩川台公園です。
東急電鉄の多摩川駅から歩いて5分でした。
歩いてすぐですけど、ずっとのぼり坂ですよ。
で、なんでここに来たのかというと、「多摩川の筏道」の件でした。
それは、筏道を調べていると、必ず「品川道」が出てきます。
で、品川道を調べていると、品川道には二つの順路があるのですよ。
わたし的に、勝手に「北ルート」と「南ルート」と呼ぶようにしました。
そして、この場所が「南ルート」のランドマークだったのでは、と思って見に来たというわけです。
写真で、露店の後ろにある森が「亀甲山古墳」(かめのこやまこふん)です。
木立が多くて、この写真だけでは、ここが古墳だとはわかりませんね。
露店の横には、こんな具合に立派な案内もありました。
説明を読むと、なんと、この古墳は発掘調査をしていないそうです。
ということは、どれだけのお宝が眠っているのでしょうか。
ところで、この多摩川台公園には10基の古墳があるそうで、こちらの亀甲山古墳はその中の一つです。
説明をフムフムと読んでみると、亀甲山古墳だけで107mあるんですね。
次の写真は、露店があった広場から多摩川を見下ろしてしるところです。
ちょっと見にくいですけど、下の道路は自転車で何度も走りました。
そして最大のポイントは、この場所が国分寺崖線の端っこなんです。
ではここで想像してみてください。
設定は、江戸時代よりずーっと古い時代です。
府中の大國魂神社から、右に多摩川を見て、左に現在の国分寺崖線を見ながら、多摩川の河口へ向かって歩いている状況です。
現在のような地図が無い時代なので、自分たちの歩く方向を決めるのには、何かの目標が必要です。
歩いて来ると、崖線の上には丸い古墳がいくつも並んでいるんですよ。
ここまで来たら、次はこっちに曲がるという判断ができますね。
こんな具合に、崖線の端っこにあるこの古墳は大きな目標物になるでしょう。
まさに、古い時代のランドマークなのです。
想像話はこれくらいにしましょう。
ここに来て何と言っても、この風景にはびっくりしました。
写真のように、古墳がある小山の上に人口の池を作ってしまったのですよ。
このアイデアはどこから来たのでしょう。
青空の下、ちびっ子とお父さんは、虫取りアミを持ってワイワイしていました。
品川道がらみの浅間山
国分寺崖線のいろいろ
●記録
月日:2024年4月14日 日曜日
時間:10~14
場所:多摩川台古墳
距離:徒歩