ここはJR桜木町駅から歩いてすぐの小さな公園です。
なにやらヘンテコなものがドンと置かれてますね。
平日の午後に近い時間では、この公園に集まる人はいませんでした。
このブッタイは、日本で最初の水道管でした。
もうだーいぶ前のお話しで、文明開化のあとの出来事です。
イギリス人のヘンリー・スペンサー・パーマーさんが指導して、横浜までの全長44kmという水道を作ったんですね。
その記念の物がこのヘンテコな形のオブジェです。
この記念碑(碑でいいのかな)は、当時の水道管そのものだそうです。
指導したパーマーさんについては、いぜんに野毛山へ行ったときに見ました。
その堂々としたお姿が銅像になっていましたね。
この水道管と同じものが、いまでも現役で使われているそうですよ。
もう少し歩いて、こんどは道標です。
ここも横浜の開港でワッセワッセといそいで作った「横浜道」の通りみちでした。
横浜道と書くより「よこはま道」(よこはまみち)と書くほうがシックリしますよね。
「よこはま道」については、わたしもナビでポタリングのルートを作成してありますよ。
で、ほんじつの目的地はここでした。
「横浜市中央図書館」
地元の多摩図書館では横浜関係の地図が見れないので、ここに来ればナントカナルと思って来ましたよ。
シッカシでっかいです。
この建物がぜんぶ図書館ですよ。
雰囲気はほとんどホテルですね。
で、だいたい1時間が過ぎました。
紙の地図についてはあんまりいいものは見つからなかったんですけど、インターネットに公開されている地図データの見方なんかを、係りの人におしえてもらいました。
ということで、ここに来たのは大正解でした。
そしてさっき来た坂道を下っています。
野毛坂下信号の横の石垣に案内板がありますよ。
この案内には「野毛山住宅亀甲積擁壁」とあります。
横浜市の歴史的建造物になってました。
この石垣は個人のお宅の土台部分だったんですね。
それにしても石と石の間にすきまがまったく無いです。
明治のころのモノだそうですけど、これだけシッカリ作ってあれば関東大震災でもビクトモしなかったというのは、うなづけます。
このお城の石垣のような曲線は、どうやって出したんだろうな。
そんな野毛の町ですけど、つぎの写真のほうが野毛の町らしさがあるのでは。
そしてこんな甘党のお店もありますよ。
わたしが子供のころ、お菓子のようなパンのような「シベリア」っていう食べ物がありました。
知っている人はかなりのお歳でしょうね。
このお店はその「シベリア」の発祥のお店です。
お店のガラス窓越しに「シベリア」が見えます。
子供のころ食べたものより大きいですね。
おひとつお買い上げしたいんですけど、カバンにいれたらグチャグチャになっていまうので、今回はあきらめました。
近くに公園があれば、そこでいつものようにパクパクするんですけどね。
だけど、どんな味なんだろう。
ゆるキャラの「のげやまくん」もおやつにしているのかな。
銘菓「シベリア」のお店のとなりは「缶詰バー・キンコンカン」 でした。
寄り道だらけでやっとこさ桜木町駅に着きました。
駅構内の柱には、ただいま絶賛興業中の展示品でいっぱいです。
大正から昭和のころの桜木町駅の写真なんかを展示してますよ。
つぎの写真は、ジオラマです。
ジオラマっていうのは、実物の雰囲気をいっぱい出したミニチュアですね。
しかしよくできています。
町は三丁目の夕日でした。
チンチン電車は動き出しそうです。
横浜といったら崎陽軒のシュウマイ弁当です。
お茶の入れ物が当時の雰囲気ですね。
わたしは一番右にある、プラスチックの急須を使ったことがありますよ。
うえの方ににお茶の葉があって、本体をニキニギするんでした。
そんな思いでいっぱいのイベント会場には、真っ赤な衣装のシュウマイ娘さんが評判でした。
○月日:2020年2月10日 月曜日
○時間:11時~13時
○場所:野毛の町
○距離:0Km徒歩
横浜開港のころの道「よこはま道」のいろいろ