ブロンプトンで遠足

歩いて散歩・ブロンプトンで散歩

調布市の根川は、デコボコ地図でよくわかります

今回は先日3月3日に歩いた調布市の根川のことを、いろいろと書いてみます。

 

で、下の地図が根川です。

 

多摩川に流れ込んでいる細い青い線のところですよ。 

 

こんなふうに曲がっていましたね。

 

そしてカメラの形をしたアイコンは3月3日にいろいろ撮影した場所で、こんかいは5カ所をピックアップしました。

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

上の地図に陰影を付けてデコボコ風にしたものが、つぎの絵になります。

 

これ国土地理院さんの地図の機能で「陰影起伏図」といいます。

 

光を北西から当てて影が南東にできている、というイメージだそうです。

 

これで立体感が出ました。

 

このデコボコ地図を見ると、根川は少しへこんだところを流れている、ということがわかりますよね。

 

さすがわ国土地理院さん、たいしたもんです。

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

そして歩いた軌跡をこのデコボコ地図にのせますよ。

 

赤い線が歩いた軌跡です。 

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

そしてここからは、カメラのアイコンの場所の写真です。

 

写真は3月3日のブログのものを、そのまま使っています。

 

まず最初は、多摩川にいちばん近いところの根川公園の登り口です。

 

この写真の道路側と公園側の「標高」を知りたいですね。

 

できるんですよ。

 

国土地理院さんの地図では、土地の標高もピンポイントでわかります。

 

この場所で2mの高低差がありました。 

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

つぎはピッカピカの看板があった「ひかり商店街」の坂です。

 

ここで高低差が4mでした。 

 

いがいに高低差がありました。

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

そしておばちゃんがママチャリで降りてきた坂です。

 

「アブナイ高低差」と名前を付けたこの場所は、高低差が2mでした。

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

つぎはママチャリでなんとか登れそうな坂で、高低差は2mです。

 

高低差は少ないんですけどこの坂、意外と長いですよ。 

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

そして自転車用スロープが片側にしかないこの階段の場所は、高低差が6mでした。

 

いがいと高低差があったんですね。

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

いままでの5枚の写真の高低差を、連続でイメージにしたのが、つぎの絵です。

 

この立体図も国土地理院のページで作れますよ。

 

どうですか、左側が一段高くなっていますね。

 

段差がずーっと続いていて、その先は多摩川です。

 

この段差を「ガケ」と言いますよね、そのガケがずーっとつながっているのが崖線(がいせん)です。

 

それでこの場所を、布田の町にあるガケなので「布田崖線」(ふだがいせん)というそうです。

 

今回の歩きの範囲で分かったことは、このへんの布田崖線の高低差は2mから3mで、ところによっては6mほどになりました。

 

ちなみに、崖線で有名なのはみなさん聞いたことがあるでしょうけど「国分寺崖線」です。

 

国分寺崖線はもっとでっかいスケールですよ。

 

ということで、

 

根川はこの布田崖線の根っこを流れていたんですね。

 

“ 調布の布田にあるガケの根っこに流れている川だから、根川という名前になった”

 

ということですかね。

※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

上の絵ではなんだか味気ないので、少し色を付けました。

 

これならデコボコ感というか、根川のヘッコミ具合がわかるでしょう。

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※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 

さらに建物と道路を消しました。

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※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載

 



 

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●出典・地図について
このブログに使われいてる地図や空中写真の一部は、国土地理院発行の電子地形図「タイル」、陰影地形図「アナグリフ」、空中写真などを複製し、自転車走行軌跡や記号等を追加して掲載してます。
地理院タイル一覧ページ
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