ここは何度も来ている、多摩川の岸辺の端っこ、旧六郷用水の取入れ口です。
写真に写っている旧六郷用水の記念碑も、健在です。
で、本日の目的地はここではなくて、この写真に写っている信号の向こうにある路地です。
その路地の入り口には、こんな案内がありますよ。
万葉通り
万葉歌碑
なかなかシャレた名前がついてます。
そうなんです、この路地の先には、あの万葉集の歌碑があるんです。で、この案内になにやら絵がありますよ。
古い時代の衣装で雰囲気を出した女性が、布を水にさらしている絵です。
なかなかいい絵になってますね。
ということで今回のテーマは、
✔ 多摩川の六郷用水取り入れ口の近くには「万葉の歌碑」がある。
✔ その歌碑は“ 布 ”をうたった歌。
✔ なので、歌碑がある地元に、どれだけ“ 布 ”がらみの言葉がついた場所があるのかを路上採集する。
ということに決定しました(パチパチパチ)
まずは万葉の歌碑を拝見しましょう。
こちらが、その万葉の歌碑がある公園です。どこにでもあるような、町内にある小さな公園ですね。
こんなテーブルもあって、なかなかに手が入ってます。
そして公園の一番奥にある大きな石が、万葉の歌碑です。
歌碑の前には、教育委員会さんが設置した説明文が、スックと立ってます。
ここでその万葉の歌を披露しましょう。
『多摩川にさらす手作りさらさらに 何そこの児のここだかなしき』
この歌の情景は、多摩川で布をさらしている、ということですね。
で、この説明文によると、この歌はこの場所で読まれたんだよーって書いてあります。
教育委員会さんが言っているんだから、そうなんですよ。
これで、この近くには、今回のテーマの “ 布 ” がらみの言葉がついた場所がありそうだというこになりますよね。
ということで、さっそくのポタリングです。
ワッセワッと走ってきました。
ここは自治会の集会所。その名も都営染地三丁目です。
染地ですよ。
布を染める場所なんです。ほーら、名前が布がらみでしょ。
ハイ、つぎは調布市立図書館染地分室です。
この建物も染地という言葉を使ってますね。
「まあ、染地という場所にあるからなー」なんて言ってはいけません。
路上採集は、こういう場所を探すんです。
そして郵便局さんです。
ここは調布染地郵便局
さらにヨタヨタ走って、お花がきれいです。
菊の花とはまったくイメージがちがう、この花も咲いてますよ。
そしてここは、いぜんに根川の崖を調べにきたところです。
ここの正しい名前は「染地せせらぎの散歩道」っていいます。ネ、ここも染地がついた布がらみですよ。
この散歩道は自転車を押して行きます。
こういう場所は、やっぱり秋が似合いますね。じつはこの先のところで、カメラの電池がなくなってしまいました。地名のついた場所の路上採集は、きょうはココまでです。
※上図は国土地理院タイルに場所等の名前や記号を追記して掲載
●記録
月日:2020年11月4日 水曜日
時間:13時~15時
場所:調布市・染地
距離:13Km
●関連したもの
●地図について
このブログに使われている地図空中写真は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)または、地理院撮影の空中写真を複製し、自転車走行軌跡等を追加加工したものです。国土地理院:https://maps.gsi.go.jp/