世田谷区のなかの、“ここが見どころだよ” の一つに、成城学園の崖線があります。
そして今回のテーマは、
崖線にできた池、成城の名所「上神明池」(かみしんめいいけ)を探そう
にしました。
つぎの写真が今回の出発点「成城みつ池」です。
「上神明池」は「成城みつ池緑地」のなかにありますよ。
「成城みつ池緑地」が公園全体の名前です。
それにしても、天気はいいんですけど、木立には葉っぱがナーンに着いてませんでした。
わたしの前には、世田谷区さんが建てた「せたがや百景」の石柱が、ガンバッテ立ってます。
成城3・4丁目の崖線、としっかり読めます。
そしてこの石柱の絵、家の描き方が、かなりリアルですね。
石柱の反対側には「成城みつ池」の案内が、2月の陽を全面に浴びて、ご立派です。
たぬきさんも喜んでますよ。
で、石柱と案内板の間には、こんなベンチがありますよ。
それも長いベンチが二つ。
これを見て、何か思いませんか?
ベンチが道路側に寄ってますね。
ふつうは、道路とは反対側へおくものですよね。
このベンチに座ると、どうしても木立の方を見てしまいます。
ということは、このベンチは崖線を見るために、ここに置いたんですよ。
で、わたしも座ったんですけど、葉っぱのない冬の木立だけが見えました。
世田谷区さんは、このベンチに座って成城の崖線を見てもらおうと、思ったのではないかな。
そんな疑問を空っぽの頭の片隅に置いて、「成城みつ池緑地」の正しい入口を目指して、この坂をのぼりましょう。
坂をワッセワッセと歩いて、到着しました。
「成城みつ池緑地」の入口です。
この公園の全体案内をジックリ見ましょう。
フムフム、あれ?
つぎの写真で、現在地の周りに赤色の点線がありますね。
なんと、この点線の内側しか公開してない、ということです。
そーなんだ、とガッテンはしませんよ。
でもこの絵でいくと、現在地の反対側の道路に出れば、上神明池が見れるのではないか?
そう単純に考えました、
そのためには、ここからは、ぐるーっと大回りになります。
まあ、ボチボチ行きましょう。
葉っぱが無くなった「成城みつ池緑地」の木立
住宅街の中を歩いて「成城四丁目緑地」に着きました。
ここにもいちど来てますね。
前回は自転車で来たので、この先へは進まなかったですけど、今日は歩きなので、この緑地の中を行きましょう。
そしたら、いきなりこれでした。
すごい階段。
よく作ったなー
でクネクネ階段の下には「崖線樹木園」という広場がありました。
成城の崖線で見られる、主だった木立を集めてある広場です。
ひとつひとつに説明がありますよ。
そしてここにも案内板が。
国分寺崖線は世田谷のみどりの生命線、とデッカク書いてあります。
この説明をじっーくり読んで、思わずうなづいてしまった、小学生アタマのおじさんでした。
さっきの説明で少し知恵がついたおじさんは、さらに「上神明池」を目指して歩いてます。
そしたらこんなプレートを発見。
神明の森みつ池 特別保護区
なんかスンゴイところに来てしまった雰囲気です。
で、さっきからチョロチョロと水が流れる音がしてます。
となりを見たら、これでした。
この排水口の中から聞こえてきますよ。
排水口の上の杭のところから、たしかに水が、チョロチョロ湧き出してます。
ということは、杭の先に「上神明池」があるのかな。
特別保護区ということで、この柵のむこうには行けないですね。
特別保護区で見れなかった「上神明池」の湧水と思われる流れを追っていくと、ここに着きます。
きしべの路 水路出入口
歩道に沿って水路ができてます。
流れの両側は住宅です。
こんな小さな流れを、よく残したものです。
チョロチョロの流れは、冬の陽にチラチラ揺れてました。
ここは水路の出口になります。
この先は歩道をはさんで、野川です。
写真も撮り終わって、フト見たら・・・
「きしべの小径」の出口の脇に、梅がこんなに咲いてました。
●記録
月日:2021年2月5日 金曜日
時間:12時30分~16時
場所:成城学園の崖線
距離:徒歩
●関連したもの