先日、ぼーっとしながら、スマホをグニグニいじっていました。
そしたら発見しましたよ。
スマホって、傾きぐあいが測れるんですね。
傾きの正確性はソコソコでしょうけど、まあいいではないですか。
そして、小学生アタマのおじさんはヒラメキました。
「これで傾斜の測定器がつくれるぞ」
それでもって、作ったのがこれです。
ジャーン!
100円ショップで板を買ってきて、適当に切って、そのへんにあった接着剤でくっつけました。
出来映えは、小学生の夏休みの工作程度ですけど、画期的です(?)
これなら道路に置いても倒れないですよ。
ビール坂で測る
その素晴らしい傾斜器(傾斜ぐあいの測定器)をブロンプトンのバックに入れて、やってきました。
ここは世田谷区成城学園にある、「ビール坂」です。
そうです、以前にもここにきて、この坂の傾斜を測りましたね。
あのときは、坂のふもとから頂上まで自転車を押して歩いて、坂全体の傾斜具合を出しました。
今回は、ヒラメキで作った傑作的な傾斜器を使って、「ビール坂」がどれだけ急なのかを、虫眼鏡的に細かく見ていくことにします。
とりあえず、「ビール坂」の坂下で記念撮影。
ワッセワッセとブロンプトンを押してきました。
そして今回は、撮影した写真に場所の記号を入れます。
ということで、この地点をaとします。
ではここで測りましょう。
ワクワクしますね。
傾斜器を道路脇のブロックの上に置いてみました。
どうですか、ブロックの上に置いてもビクともしません。
それは、スマホと板の隙間に、そのへんにあったプチプチを挟んで、固定してるんですね。
なんとすばらしいアイデアではないですか(廃品を利用しただけ)
ところで傾き具合は・・・2°(2度)ですか。
エライ、スマホ君もしっかり仕事してます。
そしたら、傾斜器を道路の上に置きましょう。
ここでも2°ですね。
道路とブロックが同じ傾きになっていました。
工事の人、イイ腕してます。
もう少し登りましょう。
ブロンプトン君は、ずーっと押し歩きです。
傾斜器を持って自転車を押すというのは、なかなか辛いですな。
ハイ到着、ここをb地点とします。
このb地点は、かなりの急こう配ですよ。
傾斜器の数字も、8°でした。
ここは国分寺崖線
つぎの写真は、このb地点から崖下の道路を見ています。
ちょうど国分寺崖線の上なので、こんな景色です。
写真ではこの絶壁具合が、なかなか伝わらないですね。
もっと登って、ここをc地点にします。
今日はクルマが少ないので、傾斜器を道路の脇に置きました。
c地点は、5°でした。
坂の頂上近くに来ました。
ここをd地点とします。
ここでも、道路にベタっと置いてます。
d地点は、5°でした。
なんかやっていることが、小学校の校外授業風景です。
ということで、「ハイ、これで校外活動の時間を終了します」
では、このabcdの4ケ所で得られた傾きの数値を図にしましょう。
断面図にする
校外授業から帰ってきて、パソコンとニラメッコしています。
つぎの図を見てください。
《図の見方》
地図は「ビール坂」全体を、横にして示してました。
図の左側が坂の下、右側が坂の頂上です。
・坂下は、自転車を留めて記念撮影した場所です。
・abcdは傾斜器で測定した場所です。
地図の下側の四角の図は、ビール坂の断面図です。
aの場所について説明します。
・標高は30.1mです。
・傾き2°は、別の表記にすると3.5%になります。
注:%の値はネット情報から出した数値です
・bcdも同じようです。
まとめ
今回は「ビール坂」の4ケ所を測定しました。
測定数が少ないので結果をどうのこうの、というレベルではないです。
いえるのは、ヒラメキで作った道具でもかなり面白いことができますね。
ドタバタで作ったものを実際に使うことができた、ということでは成功でした。
ところで、前回の「ビール坂」のポタリングで出した坂全体の勾配は9.3%でした。
今回は測定場所4ケ所のうち、cとdの勾配が8.7%という数値になりました。
このcとdの2ケ所の数値は、坂全体の勾配の数値にかなり近いです。
これは偶然の値なのか、工事した人の狙いどおりなのか、もう一度調べてみるといいでしょう。
傾斜器の改良も必要ですね。
●記録
月日:2022年5月22日 日曜日
時間:10時~12時
場所:成城学園ビール坂
距離:10km
「ビール坂」の勾配9.3%を出しました
最初の「ビール坂」ポタリング
●出典・地図について
このブログに使われいてる地図や空中写真の一部は、国土地理院発行の電子地形図「タイル」、陰影地形図「アナグリフ」、空中写真などを複製し、自転車走行軌跡や記号等を追加して掲載してます。
地理院タイル一覧ページhttps://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html