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「よこはま道」を歩く・その2 戸部七丁目交差点から吉田橋まで

前回の続きで、横浜市中区の戸部七丁目交差点にいます

 

その昔、ここには関門があったそうで、ちょっとあぶない与太郎さんはこの先には行かれなかったんでしょうけど、人畜無害のおじさんは、ここを無事通ることができました。

それで今回のテーマも 

横浜開港のころの旧東海道と横浜港をつないだ重要な道路「よこはま道」を歩く

ということにしました。

 

では今回のルートです。

 

前回の終了地点の戸部七丁目交差点が今回の開始ポイントで、終了ポイントの吉田橋までです。

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横浜市西区ホームページ 西区歴史さんぽみち 概要 横浜市西区

 

それでは始まり、はじまりー

 

歩道には「ここは横浜道ですよ」って丁寧な案内があるので、そっちの方角へ歩きましょう。

ここは戸部5丁目と4丁目の間の交差点。

 

12月の陽を斜めに浴びて、案内柱が立ってます。

ゴチック文字で、カッチリと「岩亀横丁」とありますね。

読むと、横浜開港のころの遊郭の寮があったそうです。

 

当時はおねえさんたちで、ここはかなりにぎわった場所だったんですね。

そんな案内の近くには横丁がありました。

 

ここかな?

さらにズンズン歩きますよ。

 

オッ、足元に小さな「横浜道」のプレートがあります。

大きさはだいたい7、8センチくらいですね。

 

見逃すところでした。

 

いままで見たなかで、一番ちいさいプレートです。

ちょっと歩いたら。ここにもありました。

 

これは色が三色です。

三色になっているということは、デザインはやっぱり、東海道と横浜道と保土ヶ谷道でしょ。

 

それに「温故知新のみち」とありますね。

 

プレートの汚れ具合からすると、最近付けたのかな。

さらに行くと、こんどはマンホールの蓋が「横浜道」 になってました。

さっきからプレートがいろいろ出てきました。

 

ここは戸部四丁目ですけど、この坂には「横浜道」のプレートが多いです。

今いる場所は、戸部三丁目の坂です。

 

そこそこに戸部の坂を上ってきた雰囲気です。

振り向くと、いま歩いてきた坂がダラーっと続いてました。

「伊勢山皇大神宮」という交差点まで来ました。

 

「よこはま道」は写真の左側の道路を行きます。

坂をワッセワッセと歩いてきました。

 

この坂、いがいと長いです。

 

ここは「野毛の切通し」

 

開港のころ「よこはま道」を作るときに、東海道までの最短コースがこの「野毛の切通し」をつることでした。

 

資料によると、三ケ月の突貫工事でできた道ですから、かなり手抜きもあったのでは。

 

雨が降っている日にダラダラ続くこの坂を行くのは、難儀だったんでしょね。

 

そんな場所だったんだよと、ここにも「横浜道」のプレートがありました。

それにしても、この石垣はよくできてます。

 

すき間なく、ぴったりと積み上げてます。

いまいる場所は「野毛の切通し」の途中。

 

野毛坂というバス停は、この石垣の前です。

ハイ、坂を下りてきて石垣の端っこに到着です。

 

こうして見ると、なんとなくお城の石垣みたいですね。

この石垣の説明があります。

「野毛山住宅亀甲積擁壁」 

 

明治23年から26年にできたんですか。

石垣の上にはレンガが積まれていて、その先にはマンションが建ってます。

このレンガですけど、積み方はイギリス式かな。

お城のような石垣がある場所は、野毛の信号です。

 

この坂を上ると野毛山動物園。

野毛の信号を渡って、これから「野毛坂通り」 に入ります。

ここで野毛町の町内会さんの掲示板を拝見しましょう。

ホホーッ、お宮さんの境内で、もちつき大会があるんですか。

 

ちびっ子は楽しみだなー

 

12月5日は、天気になーれ。

この町内会の掲示板の近くには小さな公園があって、そこには「日本近代水道最古の水道管」っていうものがあります。

 

ここには一度来てますよ。

 

そのときも、この水道管を見ている人は、わたし一人でした。

 

かなりのマイナーな場所なんで、見学に来る人はほとんどないでしょうね。

水道管は人気がなくても、野毛の町はお祭りが大好きです。

 

歩道の「絵タイル」が証明してます。

そして「都橋」まで来ました。

この橋のたもとには、手書きの案内があります。

 

こういう案内はだいたいが印刷の活字なんですけど、ここのは手書きです。

 

それにしても「ハマ伝サイン」って、なに? 

都橋から見た大岡川です。

 

この川、本日も流れているんだか、止まっているんだか、よくわからないですね。

以前のポタで、関内駅が川の中にあった、というのを書きましたね。

 

あのときの「派大岡川」っていう川が、昔の吉田新田と太田屋新田の堺になっているんです。

 

都橋を渡ったら、ここは「よしだまち」です。

「よしだまち」を抜けると、そこは吉田橋。

 

この先は関内駅です。

 

二回にわたって旧東海道から歩いた「よこはま道」は、この吉田橋で終了です。 

 

〈編集後記〉

二回目の今回の注目場所は、「野毛の切通し」だったんです。

でも、坂の雰囲気があんまり伝わらなかったですね。

それを解決するには「野毛の切通し」の反対側を歩くのがいいでしょ。

ということで、これは三回目に続くか?

 



 

●記録

月日:2020年12月7日 月曜日

時間:11時~14時

場所:「よこはま道」

距離:徒歩

 

●関連したもの

「よこはま道」を歩く・その1 浅間神社下から戸部七丁目交差点まで

 

「よこはま道」を歩く・その3 野毛の切通しはダラダラ坂

 

『関門は関内のはじまり』谷戸橋 昔の谷戸橋は、今のフランス橋の下

 

『 関門は関内のはじまり』前田橋・西の橋 路地をふさぐ関門で、与太郎さんもザンネン

 

横浜開港のころの道「よこはま道」のいろいろ

よこはま道

 

●参考資料・引用元

※ブログに掲載した資料は元の情報を複製し加工してあります

横浜市西区ホームページ

西区歴史さんぽみち 概要 横浜市西区

 

●地図について

このブログに使われている地図や空中写真の一部は、国土地理院発行の電子地形図(タイル)または、地理院撮影の空中写真を複製し、自転車走行軌跡等を追加加工したものです。国土地理院:https://maps.gsi.go.jp/